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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

結衣の通学路

2016年10月04日(Tue) 07:52:28

朝からヘンな気分にさせられちゃって、もぅぅっ・・・
制服姿の結衣は勉強机に頬杖を突きながら、
さっきから足許にかがみ込んでいる吸血鬼を見おろし、にらみつける。
尖った視線がよけいにうれしいらしくって。
男は結衣の足許に忍ばせる唇を、余計せわしなくうごめかせた。
唾液のたっぷり浮いた舌でなぞられた紺のハイソックスは、だらしなく脛の半ばまでずり降ろされて。
あぐぅ・・・
と嚙みついてくる牙に、裂け目を拡げた。

あぁぁぁぁ・・・っ
結衣はマジな声になって、椅子から転がり落ちるように、畳に横倒しになってゆく。
くくく・・・
それが思うつぼだったらしい。男は、こんどは結衣の上体にのしかかった。
肩までかかる黒髪を掻きのけて、首すじをたんねんに噛んでゆくのだ。
あっ・・・あっ・・・あっ・・・
声をあげてあえぎながら、結衣は思う――きょうは学校休もう。

ホラ、遅刻するぞ。
男は貧血と眩暈に立ち眩む結衣を引きたてるようにして、玄関に向かわせる。
台所からは、結衣の母親の声。
ほら、結衣ちゃん、遅れるわよ。早く学校行きなさい!
当たり前の日常の、当たり前の母の𠮟り言葉。
でも母は知っている。
結衣がほんとうは男の子で、学校公認で女子の制服を着て通学していることを。
吸血鬼が宿るこの家で、結衣がすでに大人の女になって、同性の彼氏を裏切りつづけていることを。
今朝も結衣といっしょに学校に行こうと誘いに来た彼氏が、物陰に隠れて、
結衣の吸血シーンを、息をつめ昂ぶりながら見守りつづけていたことも。

学校をさぼって、きのうで三日。そうだ、きょうは学校行かなきゃ。ノリくんが心配する。
結衣にとって学校の価値は、彼氏のノリくんとイコールだった。
数学は苦手でも、そういう方程式だけは得意である。

家を出たとき、吸血鬼はもう追いかけてこなかった。
きっといまごろ、ママを襲っているころだろう。
あ いけない。
結衣は一瞬、立ち止まる。
だって・・・咬まれてよだれで濡らされたハイソックス、そのまま履いてきちゃったから。
でも・・・もう行かなきゃ。遅刻しちゃう。

よう、待ったぞ。きょうも休みかよって思っていた。
そういって寄って来たのは、彼氏のノリくんだった。
ノリくんとはまだ、セックスしてない。本人も童貞だって、照れずにそう告げていた。
いつか・・・ノリくんに教えてあげよう。あたしが吸血鬼のおっさんから教わったセックスを。
渦巻く想いを笑顔の裏側に押し込めて。結衣はにっこりと笑み返す。
ウン、行こっ。
勢い良く踏み出した紺のハイソックスの足許を、彼氏がチラチラ盗み見るのをくすぐったく感じながら。
結衣はわざとらしいほどら明るい話題で、通学路を華やがせていった。
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コメント

男の娘女子高生・結衣って、もしかして私のことかしら?!^^

>渦巻く想いを笑顔の裏側に押し込めて。結衣>はにっこりと笑み返す。
同性の彼氏もいて、色々な想いを秘めながらも明るく可愛く過ごしている雰囲気が、とってもゆいらしいって思っちゃいました。

柏木さん、ありがとう♪


by ゆい
URL
2016-10-04 火 23:04:52
編集
> ゆいさん
おっしゃるとおりですよ。^^
無断で(笑)ウチのモデルに採用させていただきました。
(^^)
いつもコメント残してくれるお礼です。
こちらこそ、ありがとう。
(*^^)v
by 柏木
URL
2016-10-05 水 06:31:07
編集

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