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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

斡旋。

2016年10月18日(Tue) 07:55:09

わたしは、吸血鬼専用の女の斡旋屋。
手近な女をやつに紹介して血を吸わせ、悩乱するありさまを観て愉しむのが役得。
きょうはだれを、堕とそうか?

向坂くん、ちょっと打ち合わせ室に。
きょうの獲物は、同じ課にいる若いOL・向坂京子。
個室の打ち合わせスペースに呼び出すと、そこには吸血鬼が待ち構えている。
「アッ、あなたは・・・吸血鬼・・・!!」
相手の正体をすぐに察して棒立ちになり、
壁ぎわに追い詰められて悲鳴をあげそうな口許を両手で抑えるスキに、
やつは彼女の足許にかがみ込んで、
肌色のストッキングに縁どられた脚線美を、唇で冒してゆく――
ちゅうっ・・・
口をひん曲げ、白目になって。
向坂クンは、たちまち貧血を起こしその場に倒れ伏す。
「きみ、まだ嫁入り前なのに、いけないお遊びをしているね・・・?」
吸血鬼は彼女の寝顔に悪戯っぽく笑いかけ、ピンクのタイトスカートをまくり上げる。
ぁぁぁぁぁぁ・・・
声にならない声を、半開きになったドアのすき間から窺って、ひたすらたんのうしてしまった。


脇本さんの奥さんですね?
ご主人のことで、折り入ってお話が。個別にお越しくださいませんか?
ひたすら紳士的な丁寧語をあやつって呼び出したのは、同僚の脇本の奥さん。
40代の熟女の血を吸いたい。そんな吸血鬼のねがいをかなえるための処置だった。
脇本さんには、もちろんナイショ。
約束の夜、公園に現れた脇本夫人の目の前を、吸血鬼の黒マントがさえぎった。
「えっ?ええっ!?あなた吸血鬼・・・!?」
両手で口許を抑える脇本夫人に迫ったやつは、彼女の足許にかがみ込んで、
黒のストッキングごし、ふくらはぎに唇を吸いつけて、ヒルのようにしつっこく、ねばりつけてゆく――
ちゅうっ・・・
口許を弛め、白目になって。
脇本夫人はそれでも、傍らの街灯にすがりつづけて、立ったまま血を吸い取られてゆく。
「気の毒だが、エッチの経験のあるご婦人とは、そちらも愉しむことにしているんでね」
貧血を起こして倒れ伏した脇本夫人のスーツ姿に覆いかぶさって、
濃い紫のフレアスカートをたくし上げると、やつはせわしなく、腰を動かしていった。


喉が渇いた。血が欲しい。今夜は熟女がいいな。
血を吸わせる女の心当たりが尽きかけた夜、やつはまたもわたしに、おねだりをくり返す。
ええ、ままよ。仕方がない・・・。
今夜はうちの妻しかいませんが・・・
恐る恐る切り出すと。やつはヌケヌケと、言ったものだ。
「さいしょからそいつが、お目当てだった」
連れて帰った、深夜の自宅。
お客を連れて行くから、ちょっといいかっこして待っていなさい。
そんなわたしの言いぐさに、妻は口を尖らせて、
「なによ、こんな時間にどうしたのよ。着替えるなんてめんどうくさい」
その代わり食べたり飲んだりの用意はいらないから・・・と、なだめすかして納得させる。
それはそうだ。やつの飲み物は他ならぬ、あんたの血なんだからね。
不承不承の顔つきを押し隠して、よそ行きの顔でやつを出迎えた妻は。
玄関先で思わず「きゃー!」
だって、いきなり首すじに咬みつくんだもの・・・
そのままその場でチュウチュウ吸われ、ノックダウン。
お姫様抱っこされて、夫婦の寝室に直行させられてしまった。
肌色のストッキングのふくらはぎに、やつの唇がそれはしっくりと吸いついてゆく。

ああ・・・
やっぱり妻のときが、一番昂奮してしまった。
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コメント

男も女も、ひとの致すところを覗き見ることがたまらなく好きという情景が見られて面白いですね。

>ああ・・・
>やっぱり妻のときが、一番昂奮してしまった。

この一行、ああ やっぱり柏木ワールド^^
by ゆい
URL
2016-10-19 水 06:10:24
編集
> ゆいさん
吸血鬼の物語には、しばしば助手とか執事のような人物が登場します。
彼らは吸血鬼ではありませんが、協力者であることは間違いありません。
時には女の人をだまして連れてきたりも、することがあるのでしょう。
そうした彼らがたとえば、血に飢えた主人のためにやむなく自分の妻を紹介する・・・そんな場面がありはしないか?と思うのです。
たぶんそういうとき、彼らはためらいなく、自分の妻を差し出して、あるじに女の生き血を吸わせるのでしょうけれど・・・
そういうときの心理を、ちょっと想像してみたくなりましてね。^^
ですからこういうテーマ、わりと描くんです。

もっとも多いパターンは、吸血鬼と共存する街の人々。
他所から移住してきた夫婦ものを傘下に収めるとき、
妻のほうは街の住人おおぜいに姦られてしまうのですが。
他人の妻を姦れるというそうした”恩恵”は、実は自分の妻を吸血鬼の自由にさせている見返りなのだ・・・みたいなお話です。
転入そうそう妻を大勢の地元の人々に姦られてしまった夫たちも、そうした裏事情を知ると、知らず知らず吸血鬼の協力者になっていきます。
そんな過程が面白くて・・・ね。^^
長文失礼いたしました。
by 柏木
URL
2016-10-21 金 06:52:04
編集

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