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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

嫁としての務め。

2016年11月16日(Wed) 08:13:18

夫の目の前で吸血鬼の支配を受けることで、嫁の務めを果たしている――
そんな自覚がありながらも。
白昼堂々と新居に上がり込んできて身体を求めてくる吸血鬼に、紗栄子はきょうも身を固くしていた。
結婚したら止すって、言ったじゃない!
そんな紗栄子の抗議は、もちろん無視されて。
恥かしい・・・恥ずかしいです・・・っ
そんな紗栄子の訴えに、もちろん耳を貸さないで。
男は紗栄子の服を一枚、一枚、はぎ取ってゆく。
紗栄子が自分との逢瀬のために着こんだ正装だと自覚している態度だった。
そう、新妻なのに、本人の自覚とは、裏腹に。
自分の衣装を、無意識にもてなしてしまっている。
紗栄子はきちんとした服装で吸血鬼との逢瀬に臨み、都会ふうの衣装を惜しげもなく破らせてしまっているのだった。

そんな紗栄子に、出勤したと偽って家に居続けていた達樹は、熱い視線を注いでいる。
紗栄子が嫁の務めを果たしてくれていることに。
嫁の務めを果たすつもりで、吸血鬼の劣情を満足させてしまっていることに。
達樹の嫁でありながら、吸血鬼とのエッチを悦んでしまっていることに。
達樹は、夫としての歓びを自覚しはじめてしまっている。
ボクたち夫婦、どんな夫婦になってしまうのだろう?
一瞬そんな想いも兆したけれど。
父さんだってうまくやっているんだ。
いまごろ父のいない夫婦の寝室で、昔なじみの吸血鬼に抱かれている母のいる母屋を見つめながら、達樹はそう思う。
夫婦ながら奴隷になることと引き替えに、奴隷の歓びを得てしまった。
代々そんなことをくり返しているヘンな家だけど。
ボクはこの、ヘンな家のことが、好きだ――
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