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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

最低限の愛情

2016年11月23日(Wed) 22:24:52

妻が吸血鬼に襲われた。
生き血をがつがつと飲まれ、荒々しく強姦までされた。
「ひどいことをする」
白目を剥いて横たわる妻をまえに抗議をするわたしに、吸血鬼はいった。
「だが、わしが本気で奥さんに惚れて、奪われるよりはましだろう」
「それはそうだが・・・せめて敬意をもって接してもらうわけにはいくまいか」
「わかった。こんど襲うときには、最低限の愛情をもって接しよう」
食欲と性欲処理と割り切って妻を襲った吸血鬼は、次からは対応を変えていた。
さりげなく妻の通りかかるのを待ち伏せて、礼儀正しく公園に誘った。
妻も目を伏せながらも、従順にお辞儀をし、彼の誘いに従った。
草の褥のうえ、礼装に身を包んだ妻は、
ブラウスをはだけられ、ブラジャーをはぎ取られ、
スカートをたくし上げられ、ストッキングを引き破られて、
髪振り乱しながら、犯されていった。
脱がす手間を惜しんで交接を遂げるため、ひざ小僧の下までずり降ろされた黒のストッキングが、妻が堕落してしまったことを告げていた。

愛情は終生、あなたのもの。
でも熱情は、時々彼のものになるかも。
そんな私を許して――

目を背けながら囁く妻。
きみを護り切れなかったわたしなのに、彼女は切々と、謝罪をくり返す。
彼女を支配する後ろめたさが、彼と遂げる逢瀬でもたらされた悦楽なのだと気づくのに、時間はかからなかった。

11月15日構想。
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