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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

母と娘と

2016年12月01日(Thu) 07:36:25

この子の母親を抱いているとき。
不倫をしているような、スリリングな気分になる。
この子の母親の首すじを吸っているとき。
化粧と香水の濃厚な香りが、鼻腔を刺激する。
この子の母親の、ストッキングを穿いた脚を咬んでいるとき。
すべすべ、ツヤツヤとしたナイロン生地に、うっとりとさせられる。

この子を抱きすくめているとき。
初心な少女を堕落に誘う、いけない気分になる。
この子の首すじを吸っているとき。
長時間追いかけっこをした後のかすかな汗臭さが、初々しく鼻先をよぎる。
この子の、黒のストッキングを穿いた脚を咬んでいるとき。
知的でまじめな清楚さと、大人びてなまめかしい淫靡さとが、かわるがわる交錯する。

おなじ家の母と娘なのに。
身に着けた衣装の風情も、身に添わせた熱情も、別人のように違う。
けれども、その身に秘めた血潮の熱さは、通い合うものがある。

「母のお相手ですよね?」
初めてこの子と接したとき。
彼女はセーラー服によく映えた色白の目鼻立ちを、かすかに不快げに険しくした。
「侮辱を感じます」
制服のプリーツスカートの下、にょっきり伸びた足許から、
黒のストッキングを咬み剥いでやったとき。
頭のうえからそんな言葉が、凛とした響きをもって降ってきた。
「でも・・・あなたですから許します」
そのつぶやきに、どれほど救われた思いを抱いただろう。
心ばかりのお礼にできたことは、
もう片方の足許を染めるストッキングを、見る影もなく咬み破って、
ぴちぴちと輝くひざ小僧を、まる見えにしてしまったことだけだとは、情けない。
「仕方のないひとですね」
彼女は大人びた微苦笑を口許に含んで、
「もう気が済みましたか」
と、相手の満足を確かめると。
靴下をはき替えて家路につくため、立ち去っていく。
そっと涙をぬぐう後ろ姿は、きっと気づかれたくないに違いない。
俺は低く口笛を吹き、彼女の足許から抜き取った黒のストッキングをもてあそびながら、
そんな彼女を横面でやり過ごす。

「侮辱ですよ」
あの子の母親が優しくたしなめながらも、惜しげもなくストッキングの脚を差し伸べてくれたのと同じ顔つきで。
一女の母となった彼女もまた、俺を優しく睨みながら、ストッキングを咬み破らせてくれる。
目の前のペルシャじゅうたんの模様が、ふと涙に滲んだ。
俺はまったくの、果報者――
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