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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

支配された街

2016年12月06日(Tue) 07:37:05

勤務先の病院の口うるさい婦長が、白衣の下にラメ入りの白タイツを穿くようになった。
それ以来。
看護婦の半数はスカートを着用し、その下にラメ入りの白タイツや網タイツ、
地味なひとでも白の薄々のストッキングを穿くようになった。
院内を女主人の顔をして闊歩する院長夫人も、いつものパンツスタイルをかなぐり捨てて、
優雅なフレアスカートの下、薄手の肌色のストッキングに包んだ肉づきたっぷりのふくらはぎをさらすようになり、
見舞客の女性たちすら、そのほとんどがよそ行きのスーツ姿で訪れるようになる。

道行く女性たちも着飾った姿が目だつようになり、
女学生たちの足許も、地味な白のソックスから大人びたハイソックスやなまめかしい黒のストッキングに、すり替わってゆく。
気がつくと。
未亡人している母も、いつも身に着ける喪服の下を、黒の網タイツで彩るようになっていた。
そのだれもが帰り道をたどるとき、なまめかしいストッキングに裂け目を走らせて、家路につく。
「白だと血のシミが目だつわ」
と愚痴る看護婦も。
「アラ、黒のほうが裂け目が目だつんですよ」
と、鮮やかな裂け目を妖しく拡げたストッキングの足許を自慢げに見せびらかす母も。
きちんとセットした髪を振り乱し、はだけたブラウスすらも小気味よげに外気にさらす院長夫人も。
首すじには等しく、ふたつ綺麗に並んだ咬み痕を滲ませている。

吸血鬼が支配してしまったこの街で。
わたしもいつの間にか咬み痕をつけられて、母を愛人の棲み処へと送り迎えをくり返している。
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女装OLとして献血。
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うちは、献血しているんですよ。

コメント

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by -
2016-12-25 日 16:16:02
編集
恥かしがり屋さんへ
メールしてみました。^^
もし届かなかったら、またご連絡くださいね☆
by 柏木
URL
2016-12-26 月 06:18:12
編集

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