FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

見返り。

2017年01月11日(Wed) 08:06:45

吸血鬼に、妻の血を吸わせることを余儀なくされたとき。
家を訪ねてきた妻の吸血相手は、手土産に現ナマを、携えてきた。
わたしは言った。
「妻に売春をさせる気はない。なにも受け取らないよ」
彼女と同等の見返りなんて、わたしにとってこの世にあるはずがないのだから・・・って。
男は感に堪えたようにわたしを見ると、
「せめて、寝酒だけは受け取ってほしい。苦痛に感じるのなら、少しは気分がまぎれるだろうから」

毒を含んだ甘美な酒は、妻とわたしの頭のなかを、ほんの少しだけすり替えてくれた。
「なによりの見返りだったよ」
妻が初めて襲われて2、3日経って、ふたたび喉をカラカラにして彼がやって来ると、
わたしはそういって彼を快く迎え入れていた。
前の記事
ケーキ屋の娘 (女吸血鬼)
次の記事
情夫つきの婚約者

コメント

久しぶりに女吸血鬼をーーー(笑)
by -
URL
2017-01-12 木 20:43:09
編集
> 名無しさま
そういえば、このごろ描いていませんね>女吸血鬼
もともと登場頻度は低いのですが、
お出ましになると圧倒的な威力を持っていて、
わーっと描き上げてしまうのが特徴です。

どのカテゴリも、描きたいものを描けているわけではなくて、
あるとき突然憑きものが憑いたみたいになって、わわわわわっと描けてしまいます。
ですので、お出ましの時期はいつとはお約束いたしかねるのですが、
懲りずに遊びにいらしてください。
(^^)
by 柏木
URL
2017-01-14 土 13:16:57
編集

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3388-e8ded2ed