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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

夫婦で献血。

2017年02月15日(Wed) 07:37:24

あはぁ~・・・うんめぇ。
男はうつ伏せになったわたしの足許から唇を離すと、うわごとのようにそう呟いた。
男の好みに合わせて穿いていた、スケスケに薄い長靴下には、くまなくよだれがしみ込まされて、
いくつもの咬み痕と伝線を走らせている。
脳天がけだるい感じ・・・でも決して不快ではなくなった無重力状態に漂いながら、
わたしはつぎの状況を克明に想像してしまう。そしてその想像は、狂うことがなかった。

ご主人、悪いね。今夜も奥さんと仲良くさせてもらうよ。
男はそう言うと、傍らのソファに腰かけて、痴態に似た吸血行為のいちぶしじゅうを見守っていた妻のほうへと振り返る。
クククククッ・・・
くぐもった嗤いに怯えた表情を浮かべた妻は、すがるような目線をこちらに向けてきたが。
血を抜かれてしまった身体は、もういうことを聞かない。
妻はわたしの見つめる前で背中越しに抱きすくめられ、羽交い絞めにされて、
首すじをがぶり!とやられてしまった。
素肌に吸いついた好色な唇は、ギラギラと劣情をたぎらせて、熟れた血潮をひたすら旨そうに吸いあげつづける。――
やがて妻は目つきをトロンとさせて、その場に突っ伏してしまった。

うふふふふっ。すべっこい靴下を穿いていなさる。
妻の穿いている肌色のストッキングに舌を這わせながら、男は満悦の笑みを浮かべ、
薄手のナイロン生地をなおもいたぶりつづける。
妻の身に着けた礼装をむざむざと辱められてゆく光景を目の当たりに、
ジリジリとした嫉妬がとろ火のようにわたしの胸を焦がしていった。

ご婦人を相手の吸血行為のあとは、濃密なセックスと相場が決まっている。
そして妻も、例外ではなかった。
嫉妬はどす黒い刺激になって、わたしは恥知らずにも、激しい射精をくり返してしまっていた。
そして妻は、そんなわたしを横目に窺いながら、これ見よがしな媚態を、あらわにしてしまっていた・・・
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ちょっぴり解説。 (今朝もずいぶん、進みました。 汗)

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