FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

気丈な姑 3

2017年04月11日(Tue) 08:05:34

知ってる?あなた。お義母さま、長いのよ。
ベッドのなか、傍らで寝ていた妻の美那子が、ちょっと意地悪そうな笑みをたたえて、ぼくに囁いた。
え?どういうこと?
お義父さまも、ふたりの仲を認めていらっしゃるんですって。お洒落なご夫婦ね。
ますます話がみえなかったぼくに、美那子は一連の話を語って聞かせてくれた。

きょうのヒロインは、貴志くんのお母さんの悠子さんです。
悠子さんは長年連れ添った近田さんと、おしどり夫婦で知られていました。
息子の貴志くんは結婚前に知り合った吸血鬼の小父様と仲良くなって、
未来の花嫁である美那子さんの生き血を吸わせてやるようになりました。
結婚してからも、小父様が美那子さんを愛人のひとりに加えることに賛成をして、
ふたりの逢瀬に協力的になるくらい、理解のある夫です。
吸血鬼が人妻の生き血を狙うとき、ふつうは夫が最大の障害になるのですが、
貴志くんは立派な紳士だったので、むしろ最大の協力者になっていたのです。
でも母親の悠子さんは、そんな息子にがまんがなりませんでした。
そうです。吸血鬼が人妻の生き血を獲るのに、姑が最大の障害になったのです。
悠子さんは身持ちの正しい姑として、吸血鬼を𠮟りにいらっしゃいました。
でも、吸血鬼は惚れっぽいので、五十手前の悠子さんにまで、ときめいてしまったのです。
そして吸血鬼のお邸を訪問した悠子さんは、貞淑なご婦人のままそのお邸を辞去することはできなくなったのでした。
めでたく結ばれた二人は逢瀬を重ねましたが、
悠子さんのご主人は息子の貴志くんと同じくらい穏やかな紳士だったので、
永年連れ添った妻と情事を重ねる吸血鬼を許してあげたのです。
血を吸い尽さない代わり、貞淑だった四十路妻を吸血鬼の愛人の一人として捧げることに同意したお義父さまは、
最愛の妻が吸血鬼に生き血を愉しまれ、犯されてゆくいちぶしじゅうを見届けたのでした。
着ているよそ行きのお洋服をくしゃくしゃに着崩れさせながら、はしたない喘ぎ声をあげる奥様をまのあたりに、
いつかお義父さまも、覚えてはならない歓びに目ざめてしまったのでした。

どお?このおとぎ話、ウケるでしょ?

妻の笑みには毒気がなかった。
だいじょうぶよ。私たちはみんなお仲間。
わたくしの母の生き血も、少しでも若いうちにあのひとに愉しませてあげたかったから、
父には内緒で連れ出して犯していただいたのだし、
父もそんな母と娘を、内心好もしく思っているんですって。

それに――あの小父様ご自身もお若くてまだ真人間でいらしたころに、奥様ともども血を吸われて、
自分の血を吸った相手に、奥様を愛人として差し出して、末永く三角関係を愉しんでいらっしゃるんですってよ。

わたくしたち・・・まだ序の口ですわね。
妻はそううそぶくと、再び眠りに入ろうとする。
「やだ!眠いのにっ」
目ざめてしまったぼくは、ギュッと目を瞑る妻を抱きすくめ、股間を熱く逆立てていった。
前の記事
気丈な姑 4
次の記事
気丈な姑 2

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3436-a4ac44ca