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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

祥太の母

2017年04月23日(Sun) 08:12:40

祥太が女子の制服で登校するようになって、さらにひと月が過ぎた。
初めてセーラー服でくぐった教室の玄関の向こうからは、予期した通り「おお~」という声があがったけれど。
冷やかすような声はひとつもなくて、「よく思い切ったね」という無言の称賛さえ伝えてくるものもいた。
男子校なのに、女子の制服も採用したこの学校で。
数はまだ少なかったけれど、自分の内面に目ざめた子たちがクラスで決まってなん人か、
半ズボンばかりだった教室のなかに、スカート姿を交えるようになっている。

ユウヤとの関係は、すでにクラス内で無言の承認を受けていた。
もちろん、育ち盛りで大量の血液を必要とするユウヤは、ほかの生徒を相手にすることも多かったけれど、
祥太は嫉妬しなかったし、それが祥太の身体を気遣うユウヤの形を変えた愛情だということも自覚していた。
そんな祥太をある日の放課後、ユウヤはやはり放課後の教室の片隅で抑えつけていた。
セーラー服の襟首に血が撥ねないようにするのは、相手が取り乱さないという前提あってのこと。
すんなりと伸びた首すじに、ユウヤは深々と牙を食い入れて、
その深さが自分に対する執着の深さだと察した祥太は、本物の女子のような淑やかさで、ユウヤの狂態を受け止めてゆく。

「あのさ、頼みがあるんだけど」
「なあに?」
祥太の問いにユウヤは、直截にこたえた。
「きみのお母さんと、仲良くなりたい」
飛び火するって、ほんとうなんだ――祥太は素直にそう思った。
だれかの血を吸って気に入ると、血を分けた親族のことも気になっていくという、ユウヤから教わった彼らの習性。
そういえば、ユウヤは自分の母親の血を好んで吸うといっていたっけ。
それに、こんなことも言っていた。
襲った女性がセックス経験者の場合、ほぼ例外なく性交渉も遂げてしまうと。
みなまで言わなかったけれど、ユウヤは自分のお母さんまで姦っちゃってるんだ。
そのユウヤが、母さんのことを狙っている――
ふつうなら嫌悪しなければならないユウヤの感情に、祥太はなぜかゾクリと胸を震わせた。
「か・・・考えてみる」
「いい返事を期待しているよ」
「そうだね」
「それとさ」
ユウヤはなおも、油断ならないことを言った。
「きみの母さんには、うちのパパもご執心なんだ」

どうしようか?悩む家路は短くて、けれども祥太の結論も速かった。
本人にそのまま、訊いてしまおう。
そんなふうに思えたのは、彼が母親のサバサバトした性格をよく知っていたから。

「アラ、そんなこと言われたの?」
いちぶしじゅうを告げられた母さんは、大きな瞳を見開いて、さすがに驚いていたけれど。
祥太の話を、意外にまじめに受け取ってくれた。
「父さんに相談しようかな――でも、いいって言うわけ、ないよね?祥太が父さんならどうする?
 男ってこういうとき、どういう行動取るものなのかな・・・」
母さんもさすがに、すぐには決めかねたらしい。ちょっと言葉を途切らすとすぐに、
「ちょっと考えとく」とだけ、いった。
息子のまえでそれ以上の動揺を見せるのは適切じゃないと、きっとそう思ったんだろう。
でも、そこははっきりとした母さんのこと、「返事は必ずするから」と付け加えることも忘れなかった。

「ユウやくんだけなら、遊びに連れてきてもいいよ」
母さんが祥太にそう告げたのは、ある日の登校前の事だった。
「えっ?そうなの?」
出勤前の父さんに声が届かないよう、とっさに声をひそめると。
「父さんのことは気にしないでいいから」とだけ、母さんはいった。
気にしないでいい・・・って、どういうこと?
こんどは祥太が悩む番だった。
父さんは母さんが吸血鬼に咬まれるのを認めてくれた?
それとも、母さんは自分のなかだけで、物事を処理しようとしているの?
考えもまとまらないままに、祥太はその日の放課後、ユウヤを家に誘っていた。

ごくり。
生唾を呑み込みながら、つい覗き込んでしまっている。
祥太の勉強部屋のなか、母さんと2人きりにしてあげたユウヤは、
いつもクラスの子たちにするように、母さんのこぎれいなワンピース姿にも、衝動的に抱きついていった。
首すじを咬まれる時、母さんが声をこらえながら立ちすくむのがみえた。
チューッと音をたてて吸い出される、母さんの血――
忌まわしい光景のはずなのに。スカートのなかで一物を逆立ててしまっているのはなぜ?
ふさん着のデニムのスカートのなか、昂ぶり逆立つものが暴れるのを、祥太は抑えることができなくなっていた。
貧血で堪えられなくなった母さんが畳のうえに突っ伏して、
うつ伏せになった母さんにのしかかったユウヤが、母さんのふくらはぎに咬みついて、
肌色のストッキングをむぞうさに咬み破ってしまったところで、祥太の昂ぶりは頂点に達してしまった。
スカートの裏地に生温かい粘液をほとび散らしてしまいながら。
自分の醜態さえも気にかけないで。
祥太はただただ熱い視線で、吸血鬼のクラスメイトの腕のなかで悶えつづける母さんの横顔を、見つめ続けていた。

女の生き血を欲しがる吸血鬼の親友に、自分の母親を差し出してしまった。
禁断の領域を一歩踏み越えてしまったところに、もはや罪悪感も自己嫌悪も雲散霧消してしまっていた。
新調したばかりの母さんのワンピースを、「祥太のお母さんを初めて汚した記念に」と、戦利品としてせしめていったユウヤ。
さすがに下着は恥ずかしいからと回収した母さんは、ブラやスリップ、ショーツにストッキングを洗濯すると、次の日祥太に持たせていった。
「これ、ユウヤくんに渡してあげて」
汚れものを外に出すのだけは嫌だという主婦らしい感覚を母さんが捨てずにいるのが、むしょうに嬉しかった。
その翌日、ユウヤはもっと刺激的なことを、祥太に囁いていた。
「ちょっと小さかったけど、お母さんのワンピース俺でも着れるんだよね」
祥太の母親に執着していた父親のため、ユウヤは「身代わりになってあげる」といって、祥太の母親の服を身にまとい、父親の相手をしたという。
「母さん、ユウヤのお父さんに、もう間接的に犯されちゃっているんだね」
そういうことになるね・・・ユウヤの宣告に、祥太はくすぐったそうに笑い返した。

いよいよ母さんを、ユウヤの家に連れ出す日。
祥太は唖然として、母さんを見つめていた。
若いころ着ていたという超ミニのワンピース姿もさることながら、
もっとびっくりだったのは、母さんの隣に父さんまで立っていたから。
「いちど、ごあいさつをしなくちゃって、父さんも仰るの。あなた、ちゃんと紹介して頂戴ね」
いつものしつけに厳しい母さんの顔が、そこにあった。

1時間後。
ユウヤの家は、たいへんなことになっていた。
自分の妻が襲われるのを見るに忍びなかったらしい父さんは、さきに私の血を吸って意識をなくさせてほしいと願い、
ユウヤの父さんはまず、祥太の父親を咬んでいた。
けれども祥太の父親の希望は半分しかかなえてもらえなかった。
人妻を犯すシーンを夫に見せつけたがるという、けしからぬ趣味を彼は持っていたから。
倒れた父さんの首すじを、ユウヤの母さんがチロチロと舐めつづけながら、囁きかけていた。
「奥さま、きれいなショーツをお召しになっていらっしゃるのね。お洒落なひとは、そういうところから心がけが違うわ。
 えっ?いつもはそんなことないんですって?だとしたら・・・主人のために特別なのかしら。ありがたいことですわ。
 お肌も白くて綺麗・・・主人が執着するわけだわ。いつもああやって、人妻を狂わせてしまうんですのよ。
 いちど狂っちゃうともう、大変・・・お留守の時はお宅にかけるより、うちに電話するほうが奥さまつかまると思うわ。
 私ひとりで主人の面倒を見れるわけではないですから、むしろ助かるんですけどね」
祥太とユウヤは、そんな親たちのようすをかいま見ながら、ユウヤは祥太のスカートの奥に手を這わせてゆき、
祥太はそんなユウヤの欲望に応えるために、あらわになった素肌を彼の逞しい肢体へとすり寄せていった。
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