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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ひし形もようのハイソックス 2  ~相姦の巻~

2017年05月19日(Fri) 06:14:50

思いもかけない凌辱劇だった。
気がつくと姉さんは吸血鬼の猿臂に巻かれ、デニムのスカートをたくし上げられて、
明るい陽の光の下、白い太ももを露骨なまでにまる見えにさせて、押し拡げられていった。
「あああっ!京太あっ!見ちゃダメッ!」
姉の言いつけでも、素直に従うわけにはゆかなかった。
周りの草葉を揺らしながら犯されてゆく姉は、食いしばった白い歯を薄い唇から覗かせながら、激しくかぶりを振りつづける。
「見ちゃダメ!見ちゃダメ!お願い視ないでッ!」
はじき散らされた言葉とは裏腹に、姉の受難をじーっと見つめる弟は、
貧血で身体が痺れているのを良いことに、吸血鬼の呪わしい抱擁から姉の純潔を救い出す務めを放棄している。
「やだっ!やだっ!だめえっ!イヤ・・・厭・・・厭っ。お願いっ」
必死の懇願もむなしく、乱されたデニムのスカートの奥に、男の逞しい腰が沈み込んで、
激しい上下動に姉の細い腰が無理やりつき合わされて、
強引なその動きとひとつになってゆくいちぶしじゅうを、少年ははっきりと見届けてしまった。
姉は弟の視線を意識しながら、薄い唇を半開きにして、それでも歯がみをし続けていた。

気がつくと。
姉のうえにのしかかっているのが自分であるのを、京太は自覚した。
抑えつけた手首をはずそうとして身をよじる姉の面差しに激しくそそられて、
京太は自分が吸血鬼になったかのように、正美の首すじに唇を吸いつけていた。
吸血鬼が吸ったのとは、反対側の首すじだった。
女の匂いがムッと少年の鼻腔を満たし、目をくらませる。
視界の向こうには、脱ぎ捨てられた半ズボン。
ひし形もようのハイソックスを履いた正美の脚に、同じ柄のハイソックスの脚をからみつかせながら、
少年は激しく昂った股間を、自分の下で開かれた太ももの奥へ、押し当てようとしていった。
そうはさせまいと必死で抗う姉は、「京太やめて!」と叫びながらも、
急に身体の力を抜いて静かになって、
激しくぶつけられてくる弟の性欲のまえ、わが身をゆだねていった。
どちらが男、どちらが女。
ひし形もようのハイソックスの二対の脚たちは、いずれとも判別できないほど密にもつれ合って、
脚と脚とが重ね合わされもつれ合うにつれて、
ふたりきりで暮らしていた姉と弟との関係が、恋人同士のそれにすり替わっていった。

「きみは血に飢えたわしに同情して、生き血をくれるようになった。
 ハイソックスを履いた脚を咬みたがるわしの習性を知って、姉さんのハイソックスを履いてきてくれるようになった。
 処女の生き血を欲しがっているわしの願いを察して、姉さんをここまで連れてきてくれた」
「あんたは弟の身を気遣って、身代わりに血を吸わせようとしてここに来てくれた。
 処女の誇りを守り通そうとして、必死に公園じゅうを駆け回って、さいごまでわしに抵抗をし続けた。
 けれどももとより引き返すつもりはなくて、さいごのさいごまでわしのために尽くしてくれた」
「きみは姉さんに恋をしたわしの気持ちを察してくれて、わしが姉さんを誘惑するのを邪魔しようとはしなかった。
 そして姉さんを怖がらせないようにと自分からお手本を見せてわしに血を吸われて、
 あとはわしの自由にさせてくれた」
そういうことで構わないだろう?
男の勝手な言いぐさに、眼の輝きを失った姉弟は、うつろな表情でうなづき続けた。
「それに違いないよね?姉さん」
「そうね。これからもわたしたちの若い血で、小父様を助けてあげないとね」
お嫁入り前の純潔を守ろうとして抵抗し続けたあの張りのある叫び声はどこへやら、
姉は打って変わって低い声色で、弟にこたえる。

「ありがとう」
散々な乱暴狼藉の末勝ち得た快楽が吸血鬼の兇暴さを鎮めたものか、
姉弟のうら若い血をまだしたたらせている牙の持ち主の声さえ、低く落ち着いていた。
言葉少なに告げられる感謝の呟きに、意外なくらいの真実味が込められているのを、
姉も弟もなんとなくであるが感じ取っていた。

「じゃあこれからもきみは、姉さんをわしのために連れてきておくれ。
 お礼にきみのまえで、姉さんが悦ぶところを見せつけてあげるから」
「ウン、お願いね」
京太はいつもの少年言葉に戻っていて、
「いけない子ねぇ」
正美も弟の悪戯を優しくとがめるだけの姉に戻っていた。

「今度、べつの街に移ったときは、姉弟じゃなくて恋人同士で入居しようよ」
「そうね。私たち、きっと周りをだまし通せるわね」
風変わりな弟の求婚を、姉は風変わりな返事で受け入れる。
「それがいちばんよろしい」
若いふたりの証人になってくれた吸血鬼に、京太はぽつりとつぶやいた。
「きょうのボクは、自分のお嫁さんが処女を奪われるところを視ちゃったんだね」
「ウフフ。参った?」
突きあげる昂奮に、弟が不覚にもつつっと鼻血を滴らせるのを見て、姉は笑った。
「いつでも新居に遊びに来てね。そうしたら、ボクのお嫁さんを寝取らせてあげるから」
肯く吸血鬼に、京太は笑った。正美もほほ笑んでいた。
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