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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ご感想は・・・?

2017年06月06日(Tue) 03:47:09

ご感想は・・・?
自分を犯した男を、まっすぐに見あげながら。
組み敷かれたまま、妻は訊いた――どすの利いた、低い声色で。
まぁまぁだな。
男はいけしゃあしゃあと、にこりともせずにそういった。
たったいま。
自分の股間を満足させただけの女に向けて。
それでももういちど、欲情し直したように鼻を鳴らして、
妻の上へとおおいかぶさって。
自分のペ〇スをねじ込むようにして、セックスをした。
妻は腰を振って、相手の劣情に応えていた。

ひどいじゃないの。
もういちど身を起こした男を相手に、妻はいった。
貞淑女房だったのよ~。
主人しか、識らなかったの~。
それなのに、まあまあだなんて。
涙声になった女に、男はちょっとびっくりしたような顔をして。
すまねぇな。心無いことを言った。
わかった、わかった。
お前は最高の女だ。
実をいうとな。
俺はいまの瞬間またがっている女以外のことは、みんな忘れちまうんだ。
もう少しだけ。
あんたの生き血を、吸わせてくれ。

わかった。
妻は静かな声色で、いった。
憑きものの落ちたような、声だった。
じゃあ私も、主人のこと忘れてあげる。
もういちど、私のことを好きにして――
妻は今度は自分から、脚を開いていった。
引き裂かれたストッキングをひざ小僧の下までずり降ろされた脛が、それはみずみずしく、
この女が娼婦に堕ちたのだといわんばかりに輝いていた。

咬まれた首すじから血を流しながら、やつの情婦に堕ちた女は、喘ぎながら応えつづけた。
あなた・・・ゴメンね・・・でももう少しだけ、ガマンして・・・
妻を犯される屈辱をガマンしろというのだろうか?
それとも――ズボンのなかで逆立っている欲情をガマンしろと、なにもかも見通したうえで言っているのだろうか?
わたしの無言の問いには答えずに、妻は明け方になるまで、男の切実な欲求に、息をはずませて応えつづける――
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