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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

制服を着崩れさせて・・・

2017年07月01日(Sat) 05:33:48

「着崩れしてないかな、制服」
振り乱した髪を掻きのけながら、きみはぼくにそう尋ねる。
微妙に曲がった胸元のリボンや、ブラウスのえり首を直してやると、
その傍らできみは、ずり落ちかけたハイソックスを、きちっと引き伸ばしている。
女の子の身体を欲しい。
そうせがんだぼくのために、髪振り乱し、制服を着崩れさせて、応じてくれた、きみ。
「どお?よかった?」
初めてぶつけ合った情熱に息はずませるきみのことを。
かぎりないいとおしさに、部屋を出際にギュッと抱きしめていた。

「着崩れしてないかな、制服」
振り乱した髪を掻きのけながら、きみはぼくにそう尋ねる。
ブラウスのえり首につきそうになった血を、ハンカチでそっと拭い、はだけたブラウスの釦をひとつひとつはめてやると、
その傍らできみは、真っ赤に染まったハイソックスを、きちっと引き伸ばしている。
きみが吸血鬼に襲われるところを視たい。
そうせがんだぼくのために、髪振り乱し、制服を着崩れさせて、吸血鬼の欲望に屈していった、きみ。
「どお?愉しめた?」
ちょっぴり不安げに、曇ったほほ笑みをうかべるきみのことを。
やはりどこまでもぼくのものだ・・・そう囁きながら、ギュッと抱きしめていた。


あとがき
困った嗜好の持ち主だった彼。
そんな彼でも、とことん愛されているという自負があるから、
ほかの男に抱かれても、彼女は彼の目の前でも、はじけることができてしまう。
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