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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

自称・人身御供 ~母親を譲り渡した父親のため、わが身を投げ出す孝行娘~

2017年07月01日(Sat) 09:43:12

コップの中のオレンジジュースをチューっと気持ちよさそうに吸いあげながら、
湯浅みどりはセーラー服の肩をくすぐったそうにすぼめる。
「あいつがあたしの血を吸うときって、こんなふうに美味しいのかな」
向かい合わせの椅子に座ったアツシは、椅子からのけぞりそうになった。
オレンジジュースを飲みながら、自分の血を吸われているときのことを想像したことなんか、いままでなかったから。
「それでさ、どこまで話したっけ?」
みどりはあくまでも、話題を変えないつもりらしい。
アツシは仕方なく、自分の彼女の相談に身を入れているふりをするために、真面目な顔を作って座り直した。
「熟女の血も好きなんでしょう?だからさ、お宅みたいに、ママのことも襲わせてあげたいわけなのよ」
自分の親を吸血鬼に襲わせる相談だというのに、みどりの声色はどことなく、のんびりしている。
「そのためにはさ、かわいそうな立場になるパパのことも、満足させてあげなきゃいけないわけで・・・」
だんだんみどりの言わんとしていることが見えてきて、アツシはゴクリと生唾を飲みこむ。
「それで娘のあたしが、パパのために人身御供になってあげようというわけ」
ああやっぱり・・・アツシは天を仰いだ。
自分の彼女が実の父親の相手をして、近親相姦に耽ろうとしている。
こんな現実、許せるのか?
アツシの自問自答は、すぐに終わる。
どのみち、勝負はすでについているのだ――あの忌々しい吸血鬼に、みどりを襲わせたあの時点で。

公園の出入り口へと駈け去ろうとするみどりのことを後ろから追いかけて、
セーラー服の肩先を掴まえたのは、吸血鬼のほうが先だった。
その吸血鬼が、みどりの首すじを初めて咬むとき、両肩を抑えつけて手助けしたあのときの手ごたえが、まだ掌の感触として残っている。
あのときみどりは、処女のうら若い血潮といっしょに、
良心や理性というものを、さいごのひとかけらまで、吸い取られてしまったのだろう。

「でも感謝してるわよ、アツシには。だってあいつったら、あたしの血が凄く気に入ってくれて、いっぱいいっぱい吸ってくれたんだもの」
そう。
そのあと公園の植え込みの陰に引きずり込まれたみどりは、アツシの目の前で犯されていった。
あわてて後ろを向いて目隠しをしようとしたアツシのことを、「待って!」と叫んだみどりは、いった。
「せっかく片棒担いだんだったら、さいごまで見届けなさいよ。男でしょっ。
 自分であたしの処女を摘まないんなら、ひとが摘むところをちゃんと視なさいよっ」
けっきょく、みどりの言ったことは正しかった。
アツシはいまでも、そう確信している。

熟女の吸血シーンを見届けるのは、アツシの仕事。
みどりの父親が、永年連れ添った妻が初めて犯されるのを視るのを拒んだからだ。
「また美味しい想いができるよね、アツシくん」
冷やかすように声をかけてきたみどりに、アツシは応えなかった。

みどりの母親は、あっという間に“料理”されてしまった。
娘のときよりも、あっけなかった。
初めての吸血鬼の来訪を着物姿で接した彼女は、
おろおろする夫と冷ややかに見送る娘を背に、すぐに別室に連れていかれると、
その場で組み伏せられ、首すじを吸われた。
ひっ・・・
ひと声あげたのが、彼女の抵抗のすべてだった。
たくし上げられる着物の裾からじょじょにせりあがって来る脚線美が、アツシの網膜に灼(や)きついて離れない。
顔を背けて目を瞑って受け容れたひと突きに、あきらめたようなため息をひと息つくと。
女は女の務めを自覚して、あとはためらいもなく、夫婦の営みと変わらない行為に耽り始めていった。
女が”沈没“したのを見届けるのもそこそこに、アツシは二階の勉強部屋を目指してゆく。

はあっ、はあっ、はあっ・・・
母親が婦徳を汚されている階下の真上の部屋で。
その娘が実の父親相手に、娼婦になりかけていた。
真っ白なハイソックスの両脚が思い切り開かれたそのあいだに、みどりの父親の浅黒い臀部が、せっぱ詰まった勢いで肉薄してゆく。
近親相姦という異常なセックスへの昂ぶりが、みどりの日常をまたひとつ壊した。
理性の崩れ果てた少女は切実な顔つきで目を瞑り、
媚びるような鼻息をすぅすぅとひくつかせ、
セックスに狎れた腰つきを、迫ってくる逞しい腰にぴったりと密着させてゆく。
明らかに、アツシの視線を自覚してたうえでの行為だった。

視られているって知りながら、これ見よがしに乱れてゆく彼女の横顔に。
アツシは不覚にも、脱ぐのを忘れたズボンのなかで、激しい射精をくり返してしまっていた。


あくまで、親孝行だったんだからね。
あくまで、人身御供だったんだからね。
おや、なに鼻血出してんの?
いっしょに入った喫茶店の、すぐ隣の席から。
みどりはオレンジジュースを吸いあげるのをやめて、こちらの顔を覗き込んでくる。
とても意地悪で、愉しくって仕方がないという満開の笑みを滲ませながら。
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