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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

結婚祝い。

2017年07月04日(Tue) 07:20:58

姉さんが帰って来るよ。
アツシはさっきから自分の血を吸っている吸血鬼を見おろしながら、いった。
吸血鬼は、自分の父親よりもはるかに年配の、ごま塩頭。
それがアツシの足許にとりついて、紺のハイソックスをくしゃくしゃにしながら、ふくらはぎに舌をふるいつけている。

姉さんはずるいと、アツシは思う。
高校を出るまでは、吸血鬼相手のプレイをしっかり愉しんで、それからすぐに都会の大学に入り都会で就職して、都会の男と結婚するのだという。
生まれ育ったこの田舎町に残ったアツシは、いまでも日常的に吸血鬼に咬まれて貧血な日常を送っているというのに。
母さんは母さんで、父さんやぼくの目の前で小父さんに抱かれて、「わー」だの「きゃー」だの、叫んじゃっているというのに。
彼女は彼女で、やっぱりぼくの目の前で日常的に犯されて、「あなただけよ、あなただけよ・・・」とか、「アツシに見せつけるのが愉しい♪」なんて、宣わっちゃっているというのに。
まあ、そんな日常も、いまは悪くないと思ってはいるけれど。
やっぱり姉さん、ずるいよ。
ひとりでまっとうな人生を送ろうなんて、ずるいよ・・・

アツシの心情が伝わったのか、伝わっていないのか、
吸血鬼の小父さんはいつも以上にアツシの足許にしつようにからみついて、
紺のハイソックスに生温かなよだれを、ジュクジュク、ジュクジュク、しみ込ませていった。


「懐かしいだろ?姉さん。逢いたかったんだろ?姉さん」
くすぐったいほどの嬉しさも隠さずに言いつのるアツシのまえで、
姉の涼子は声もなく立ちすくんでいた。
「まさか結婚するのに、小父さんにあいさつなしって、ないよね?」
そうだけど。もちろん、そうだけど・・・
「これからも付き合うつもりなんだろ?小父さんと」
えっ、そんな・・・そんな・・・あたし結婚するんだよ?
「だったら今のうちに、これからの関係性について相談しとくべきなんじゃないかな、って」
か・・・関係性って・・・なによ・・・
「姉さんが卒業したときに、小父さんは姉さんの制服をコレクションにしたけれど。
 いま着ている服も、コレクションしたいんだってさ」
だからって・・・だからって・・・あなたまでが私の服を持ち出して、
このひとの前で着ることないじゃない・・・あっ、ブラウス汚してるっ。
姉の抗議を聞くものは、だれもいない。
涼子の成熟した身体に、男の影が覆いかぶさり、あますところなく飲みこんでいった。


十数年が過ぎた。
涼子はぼう然として、夫の言いぐさに耳を傾けている。
夫の言葉は風のように、彼女の左の耳から、右の耳へと抜けていくようだった。

きみの処女をゲットした男が、きみとぼくとの結婚直前にもう一度きみのことを抱いたんだって?
それに、里帰りの時はいつもそのひとと逢っていて、ぼくのことを裏切りつづけていたんだって?
――なんて素敵なんだろ。

娘たちの純潔も、そのひとに食べてもらおうよ。
夫のささやきは、毒液のような効き目をもって、涼子の鼓膜に流れた。
きょうは上の子の誕生日。
誕生祝に、小父さまを招待してある。
下の子はまだ、スイミングから戻ってきていない。
妹娘が戻って来るまえに、お姉ちゃんは大人の女にされていることだろう。
なにもしらされていない長女は、親たちの思惑など夢にも思わずに。
卒業式の時に買ってもらった女子高生ファッションに身を包んではしゃぎながら、
紺のハイソックスに包まれたピチピチとしたふくらはぎで、ぱたぱたと駆けずり回っている。
あと数分も経たないだろう。
この娘が泣きじゃくりながら、ハイソックスを咬み破られて血を啜られるのに。
そして、あと数十分も要らないだろう。
同じ娘がきゃあきゃあとはしゃぎながら、スカートの奥をまさぐり抜かれてしまうのに。


あとがき
すでにお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、このお話は、6月22日以来描き継いできたものです。
第一回は、「姉の制服を着せられて 気に入りのハイソックスを脚に通して・・・」です。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-3490.html

よかったら、初めから読み通してみてください。^^
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コメント

しばらくバタバタしていたので、久しぶりに読ませていただきました。

熟成した女からウブな娘まで、小父様はこれまでにいったい何人吸血してきたんだろうって思いました。

泣き弱りながら吸血され処女を散らす娘も、きっと姉の涼子と同じ道を辿っていくのでしょうね。
このお話を読んだら、なんだか先の先のことまでも妄想しちゃいました。

by ゆい
URL
2017-07-07 金 08:27:39
編集
ゆいさん
> 泣き弱る
ということば。初めて聞いたかも。
どこかで使えないかな~。
(^^♪

そうなんです。
次代はくり返すんです。

処女を散らした娘さんのお母さんも、
かつては泣き濡れながらアソコまで濡らしてしまった経験があるはず。

そして、嫁入り前に純潔を散らした女性もまた、
手塩にかけて育てたまな娘に、吸血初体験を促す日が来るはず・・・
by 柏木
URL
2017-07-09 日 08:17:07
編集

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