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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

味見の後の感想。

2017年08月01日(Tue) 05:50:48

はじめに
吸血鬼に理解のあるご主人の仲介で奥さんと逢うことのできた吸血鬼の、事後報告です。
なぜか起き抜けに、さら~っと描けてしまいました。10分くらいで。 (^^ゞ


いましがた、奥さんと逢ってきた。いい女だった。チャンスをくれて、ありがとう。
献血のことは、あらかじめ話しておいてくれたんだな。
だから、話が早かった。
でもね、なかなか咬ませてもらえなかった。
何しろさ、恥じらう、恥じらう。
ストッキングを穿いた脚を咬もうとしたらスカート抑えちゃうし、
首すじを咬もうとしたら、部屋の隅っこまで逃げちゃうし。
それで、なんとかなだめすかして、寝台の上にあお向けになってもらって。
それで首のつけ根をそっと咬ませてもらった。
いちど咬んじまったら・・・あとはもう意のまま、だけどね。
そこで、たっぷりと吸い取らせてもらった。
佳い血だった。
うら若くって、適度に熟していて。
また吸わせてくれってお願いをして、そこはすんなりと同意していただけた。
肝心なのは、そのあとだよね・・・?
スカートのなかに手を入れたらさ、びっくりしちゃって。
そこはあんた、話していなかったんだな。
でも何せしたたかに吸血された後だろう?貧血がひどくって。
けだるそうに、でも懸命に抵抗してきたな。操を守ろうとして。
でもまあ、なんなくねじ伏せて、果たしてしまった。
なん時間、いっしょになっていたかな?
とにかく、奥さんの考えが変わるまで、くり返したんだ。
5回や6回じゃ、済まなかったな。
ええ、身体の隅々まで、愛し抜かせてもらったよ。
だからもう・・・あの身体は、きみだけのものじゃない。
最初は嫌々だったけれど・・・まぁ、良識ある専業主婦としては、とうぜんだろうな。
でもいまは、違っているはずだ。
その証拠に、こんど逢う約束をしてくれたからな。
気になるかい? 木曜の午後だ。
あんたのいないときが良いって言うから、それで良いって答えておいた。
日中はあまり、出歩きたくないんだがね。奥さんのたっての願いだからね。
どうしても気になるのなら、勤め先を抜け出して、視に来るがいい。
きみのことだから、邪魔だてするような野暮なまねはしないだろうから、あらかじめ教えておくし、視る権利も認めるからね。

奥さんを離婚したくなったら、いつでも相談してくれ。
代わりにわしが、面倒見るから。
奥さんをわしの妾のひとりとして囲いものにして、欲しくなったら訪ねていくから。
都会育ちの奥さんを囲いものにできるなんて、仲間うちでは自慢の種になるだろうね。
もっともわしの仲間はそうした奥さんの2、3人は、愛人にしているやつらばかりだがね。
よく考えておいてくれたまえ。


【後日談】
奥さんの生き血を吸い取られ、不倫までされてしまったご主人ですが。
その後もご夫婦は別れずに暮らしているようです。
表むきは円満そのもののご夫婦ですが――時折奥さんは、一人の時間を持ちたがるようです。
そういうときはほんとうに一人なのではなく、
傍に影のように寄り添う男性が、いるとかいないとか。
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