FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

兄妹たちの、濃い関係

2017年08月25日(Fri) 05:26:24

この村には、いろんな形の愛がある。
嫁が旦那の口利きで、舅と愛し合っている。
兄と妹が、夫婦のように暮らしている。

婚礼の席は、乱交の場――
法事の席は、乱交の場――
そんな常識が、この村ではまかり通っている。
そういう席にはだれもが珍しく、改まった服装でやって来るから、
下手をするとだれがだれだか、見違えてしまうときがある。
きっとそんな、いつもとはちがう非日常の時間だから、
そういうことが起きるようになっていったのだろう・・・と、だれかがうそぶいていた。

桜井和也(仮名)が初めて妹の裕香(同)を襲ったのは、そういう場での出来事だった。
和也はかねてから、器量よしの妹を自慢に思っていたけれど。
そんな感情を妹に抱く兄がもくろむことはひとつであるはずなのに、
ほかの妹持ちの同輩たちが婚礼や法事の席で、次々と近親相姦を遂げていったというのに、そういうことになかなか、踏み切れないでいた。
そういう奥手な理性が堰を切ったのが、裕香が勤めに出るようになって初めての婚礼の席でのことだった。
地味なスーツに身を包んで友人たちと笑い合っていた輪のなかに割って入った和也は、
なにが起こるのか予感した友人たちがスッと身を引くのさえ目に入らずに、裕香の前に立ちはだかった。
「え?」
目を丸くする裕香の手を強引に引いて、宴席のしつらえられた大広間の隣室に引きずり込むのを、だれもが見て見ぬふりをした。
あそこのお兄ちゃんは、妹にご執心――それはだれもが知る公然の事実だったから。

大広間の周りには、芋に小芋がつくように、隣り合わせに小部屋がいくつも並んでいた。
すでにほとんどの部屋が、埋まりはじめていた。
嫁入り前の姪と、その叔父。
久々に里帰りした息子と、その母親。
息子の計らいで義父の相手をする、都会育ちの嫁。
そんなカップルたちが、熱い吐息を交し合っていた。
やっと空き部屋を見つけると。
男は中からカギをかけ、
女は観念したように目を瞑る。
都会ふうのタイトスカートのお尻に伸びた手が、
さいしょはおずおずと触れてきて、
スカートを通して感じた丸みと質感にそそられたのか、
手つきが荒々しくなるのに、時間はかからなかった。
硬いスチールの床のうえ。
スーツ姿のまま組み敷かれた妹は、その場で女にされていった。

それ以来。
兄と妹とは、ひとつ屋根の下、夫婦同然に暮らすようになった。
そういうことは村ではよくあることだったので、親たちも咎めようとはしなかった。
父親は見て見ぬふりを決め込んでいた。
彼はそうやって、母親の不倫も、嫁が義父に抱かれるのも、ずっと見て見ぬふりで通していた。
母親は息子にひと言、
「子どもだけは作らないでね。お嫁に行けなくなるから」
と、そこは母親らしく、娘の将来をちょっとだけ、気づかっていた。

妹の裕香に、縁談が舞い込んだとき。
さすがに和也も観念した。
いずれは長男として嫁を取らなければいけない身だったし、
血の濃い結婚が実生活にいい影響をもたないのも、理屈ではよくわかっていたから。
縁談の相手は、和也の幼なじみだった。
ふたりの関係を重々承知したうえで、和也の妹との縁組みを申し入れてきたのだった。

ふつうなら。
縁談を持ってくるのは、村のしかるべき顔役だった。
けれどもそのような手続きを通さずともよいほど、両家の仲は密であった。
顔役の代わりに和也の前に現れたのは、中学二年になる幼なじみの妹の照美だった。
照美はさいしょに、義姉になる裕香に礼儀正しく頭を下げて、
「兄から縁談をことづかってきました」
と、単刀直入にそういった。
十歳以上齢の離れた女ふたりは、目交ぜですべてをわかりあったようだった。
「裕香お姉さんの代役、私ではつとまりませんか?」
初々しくてか細い笑みが、きちんと着こなした制服姿に、よく似合っていた。
しばらく見ないうちにすっかり年ごろの娘になっていた幼なじみの妹に、和也は目の色を変えた。
照美のか弱い腕を引いて、制服姿にはおよそ似つかわしくない納屋に引きずり込んでゆくのを、
「お兄ちゃんあんまりね」
と、裕香はわざとのように口を尖らせた。
女に目がない兄貴に愛想をつかして縁談を承知する――そんな段取りを。
兄の和也も、妹の裕香も、きちんと踏まえていった。
薄暗い納屋のなか。
藁まみれにされる制服に包まれた、十四歳のか細い身体は、和也をいたく満足させた。

和也に正式な縁談がわいたのは、数年後のことだった。
相手は照美ではなかった。
村では指折りの素封家の娘である婚約相手は、村の長老を相手に処女を捧げたうえで嫁入りしてきた。
照美は事情を知らない他家へと嫁いでいった。
和也の嫁は、夫の許しを得て長老との交際を続けていたし、
和也の母も、嫁の不行跡には目をつぶっていた。自分も身に覚えのあることだったから。
裕香は時折、婚家から実家に戻ってきて、嫁を公然と寝取らせてしまった兄を見舞った。
和也は幼なじみの愛妻となった実の妹を、熱情をこめて掻き抱き、
物わかりのよい幼なじみは、最愛の妻が近親相姦の歓びを尽くすのを、見て見ぬふりを決め込んだ。
実をいうと、照美も時々実家の親に会って来ると称して里帰りして、
実家を素通りして和也の家に入り浸った。
照美の夫は妻を寝取られることに昂奮を覚える質だった。
新婚生活のなかで、夫のそういう嗜好を見抜いた照美は、「あたし浮気してあげる」と夫をたきつけて、
時には夫同伴で里帰りをくり返した。
夫の目の前でその妻を犯すという趣向は、和也の気に入るところだった。
自分自身も長老に命じられて、妻の不義の場面を見せつけられていたから、
相手の気持ちがよくわかるのだ。
息をつめて見つめる都会育ちの夫のまえ、
和也は照美に敬意と愛情をもって接し、密にまぐわい続けるのだった。
前の記事
男と女が仲良くなる、最高のやり方
次の記事
親孝行――舅と嫁との交際録

コメント

いい村だ、みんな優しい
こういう村に住めばみんな優しくなれるんだ
争いがなくなるんだ
まさに理想郷

結婚しても今まで抱いた女を忘れず抱き合う、これは誠実なり

結論:ムラムラします
by ナッシュ・ド・レー
URL
2017-08-27 日 02:42:02
編集
ナッシュ・ド・レーさん
嫁が親しく行き来する関係が、よくないはずはありませんね?
(^^)
夫たちも寛容でちょっとエッチだからこそ成り立つ環境だと思います。
でもさすがに、こうゆうマゾさんだけがあふれている地域というのは、
実際にはなかなか存在しないでしょうなあ。。。


お話からはかけ離れますが、
その手の風習が残っている土地のかたとお話しますと、
若い人でもちょっとびっくりするくらい、
とても礼儀正しかったりするんですよね。
by 柏木
URL
2017-08-27 日 04:41:28
編集
さらっと読むとき、じっくり読むとき、コメント書きたまなるとき、同じお話を読むんでもその時の気分で違ってくるんですよね。アップされてから3回くらい読んだかな。
今は、コメ書きたくなったときです。

「薄暗い納屋のなか。
藁まみれにされる制服に包まれた、十四歳のか細い身体は、和也をいたく満足させた。」
エロいことはひとつも書いてないのに、情景が鮮明に浮かんできて凄く興奮させられる文章ですね。あ、自分がエロいだけか^^;

土地の風習って言うのは、理屈を超えたところが有ると思うので、そうしなければならないとされれば、好むと好まざるに関わらず、今の倫理感を越えるものがあるんだと理解します。
by ゆい
URL
2017-09-13 水 07:10:07
編集
ゆい さん
さらっと描くとき、考えながら描くとき、構想が渦を巻いて出てこないとき。
同じような朝、同じPCに向かい合っても、その日その日で気分は変わるものです。
ゆいさんの筆法を借りれば、こんな感じの朝をいつも過ごします。

そして、さらっと描けたときがいちばん、お話の仕上がりがいいような気がしています。
エロいことはひとつも描かずに、エロを描く。
最高のおほめの言葉です。
まさに、そのセンをいつも目指しているので・・・
そういうお話を、これからもさらっと描いていきたいと思っています。

土地の風習については、過去にいろんな人からいろんなことを教わりました。
いずれ時を改めて、そんなことも描いてみたいです。
by 柏木
URL
2017-09-15 金 06:18:30
編集

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3515-ef6d4c5a