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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

幼い兄弟の吸血鬼

2017年08月28日(Mon) 07:17:53

その兄弟と初めて出会ったのは中三のとき。
ふたりが吸血鬼だということは直感でわかったけれど、
自分の血を守るための鬼ごっこは、あっけなくけりがついてしまった。
五歳児くらいの体格しかないふたりは、びっくりするほどの敏捷さでぼくのことを追い詰めていって、
気づいたときにはもう、校庭の片隅で引きずり倒されていて、
ひとりは、ぼくの首すじに。
もうひとりは、ぼくのふくらはぎに。
どちらもギュッと、咬みついてきた。
靴下を履いたまま咬まれたふくらはぎには、
しなやかな感触のするナイロン生地に、生温かい血潮がじわっと沁みた。

「美味しいね」
「うん、美味しいね」
「ひさしぶりに、人間の血にありつくね」
「お兄ちゃん、も少しじっとしててね。喉の渇きがおさまったら放してあげるから」
小さい身体に込められたびっくりするほどの膂力にがんじがらめにされたぼくは、
否応なく、15歳の生き血をむしり取られていった。
そんなことをされたのに。
いつか宿ったマゾな歓びが、ぼくに教え込んでいた。
ふたりの仲の良さ、チームワークの巧みさ、そして、小気味よいほどの飲みっぷりを。

その事件をきっかけに、ぼくたちは兄弟のように仲良くなって、
15歳の若い血を吸わせてやるようになっていた。
喉をカラカラにした二人にせがまれて、母さんのことまで紹介してあげた。
スポーツ用のハイソックスを好んで咬み破りながらぼくの血を吸った弟くんは、
母さんの穿いている肌色のストッキングも、それは嬉しそうにブチブチと音をたてて咬み破っていった。
ぼくの首すじに思い切りよく食いついた兄くんは、
ブラウス越しに母さんのおっぱいを揉みながら、吸い取った血で頬を濡らしていった。
さいしょは戸惑っていた母さんも、じきに血を吸い取られる歓びをわかってくれて。
足しげくやってくる兄弟のことを、親戚の親切な小母さんみたいな感じで迎え入れてくれた。
幼い兄弟の吸血鬼が、
ひとりはブラウス越しにおっぱいを揉みながら、
ひとりはストッキングをブチブチと咬み破きながら、
熟れた人妻の生血に酔い痴れていくのを、
ぼくはゾクゾクと胸をわななかせながら、物陰から見つめつづけていた。
父さんがそうしたことを知ったのは、だいぶあとになってからだけれど。
自分の息子よりも幼い彼らにどう丸め込まれてしまったのか、
母さんと彼らとの関係に、とやかく文句をいうことはとうとうなかった。

数年が経った。
この子たちが食べ盛りになったらどうしよう?
主婦らしい心配を母さんがしてくれたころには、もう心はきまっていた。
結婚相手の佐夜子さんをふたりに会わせたのは、結納を済ませた帰り道。
佐夜子さんはまだ、処女だった。
スーツ姿のまま咬まれて失神した佐夜子さんは、真っ白なブラウスをバラ色に染めながら、
うら若い処女の生血を、食べ盛りなふたりに、惜しげもなく振る舞っていった。
すっかり色気づいた兄くんは、佐夜子さんの穿いていたタイトスカートをたくし上げて、
ショーツのなかに手を入れながら彼女の首すじを吸って、
頬ぺたをバラ色の血潮で濡らしていって、
やっぱり色気づいた弟くんも、佐夜子さんの穿いていたストッキングに目の色変えて、
薄手のナイロン生地に帯びたツヤツヤとした光沢を塗りつぶすように舌を這わせて、
お兄ちゃんに負けないほど、頬ぺたをバラ色の血潮で濡らしていった。

母さんはとっくに、兄弟に犯されていた。
さいしょは母さんの胸をしつこくもんでいた兄くんに。
その翌週は、よそ行きのストッキングをなん足も破らせてあげた弟くんに。
齢の順に、受け容れていった。
ぼくはその様子を物陰から、吸血される母さんを見守るときと同じ視線で視つづけてしまったし、
父さんも、母さんが自分を裏切りつづけるのを知りながら、とやかく文句をいうことはとうとうなかった。

挙式を翌週に控えたある日、
ぼくは佐夜子さんを呼び出して、ぼくが責任を取るからといった。
佐夜子さんは困った顔をしていたけれど、あなたが責任を取ってくれるならといった。
よそ行きのスーツ姿の佐夜子さんを、ぼくはふたりの待つ夜の公園に連れて行って、
処女の生血をたっぷりと吸わせた後、
兄弟がいつも母さんにしかけていく悪戯をしてもいいと、告げていた。
兄くんは、ぼくたちのほうが先でもいいの?って訊きながら。
それでも嬉し気に佐夜子さんのブラウスをはぎ取っていったし、
弟くんは、じゃあお兄ちゃんのお嫁さんを、ぼくたちの女にするからね!って宣言して、
佐夜子さんの穿いているストッキングを、いつもよりいやらしく咬み剥いでいった。

食べ盛りになった兄弟は、こうして飢えることなく実り多い青春を迎えていった。
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