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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

歪んだ家族

2006年07月10日(Mon) 16:01:34

父親がいなくなると 母は息子の女になる。
貞淑な主婦の仮面を脱ぎ捨てて。
息子の前に立つと、ひとりの娼婦。
ベージュ色のブラウスをさらさらとはだけて、胸を開いてゆく
フミオはどうしようもないほどに身も心も痺れさせながら
まとわれた母の衣裳の下に隠された 淫らな肌に唇を吸わせてゆく
我ながらつたない・・・と思いつつも
行為をとめられなくなってゆく息子をうながすように
母親は、息子の背中に回した腕に、ギュッと力を込める
思わず、
しくっ。
昂ぶってしまった。
昂ぶりがフミオを、ケモノに変えはじめている。
母の前の息子から、餌食の前のけだものに・・・
もう、無我夢中で、母の首筋に唇をあて、舌を這わせ
いやがる身じろぎさえも愉しみながら、
  母を征服する
そんな禁断の愉しみに、蟻地獄みたいに堕ちてゆく
ぴくっ。
いつか、母親の乳首が、
尖るほどに突き立っていた。

言うことをきくんだぜ?・・・まどか
息子に名前を呼び捨てにされて。
まどかは無言で、こくり とうなずく
こっちを向くんだ まどか
オレのものをしゃぶってみろ まどか
初めのうちこそ、母の名を口にするときに
ちょっとはばかるように、口ごもっていたのに。
そのうちだんだんなれてくると
要求はいっそう エスカレートする
シルクのブラウスに精液まみれのぺ○スをなすりつけられ
スカートの奥を 無理むたいにまさぐられ
それでも息子を咎めようともせずに
忘れかけていた女の本能をよび起し、衝動に身を任せ始めてしまっていた
夫に対するときには忘れていた熱情が ふつふつと湧いてきて
淫らな血液がどくんどくんと、鼓動を早めている
新婚のときの初々しかった熱情はまったくちがった濃艶さ
女として熟れきった いちばん美味しい自分
それを息子のまえ、さらけ出して
いかに目のまえの昂ぶった若い男の身体を慰めるか 満足させるか
解き放たれた女の本能は
もうそんなことにしか、頭からなくなっていた。
おれの女。おれの女・・・
まどかをわがもの顔に、力いっぱい抱きすくめながら
フミオはそうつぶやいていたけれど。
女はそういう息子の我儘に
ひたすら従順に、頷きつづけている。

落ちたのは、ひと月まえのこと。
学校から戻ったフミオが目にしたのは。
いつもとかわらないワンピース姿の母親が、
黒衣の男に抱き寄せられて 押し倒されて
ひたすら腰を合わせ、愛を奏でている現場。
人の気配を察すると、黒衣の男はこちらをふり向いて。
目線でたちまち彼を痺れさせていた。
  来い。母さんが欲しいんだろう?
どこでどう 見抜かれたのか。
そもそもどうして ボクのことを識っているのか。
そんな疑問すら頭から消えていて。
気がついた時には、半裸に剥かれた母のうえ、おおいかぶさっていた。
いつもの服が 見慣れた服が なまめかしく着乱れていて
少年を日常から非日常の世界へと導いた。
居所を変えた未知の男は 血走った眼で
じい・・・っと、ふたりのようすを窺って。
ふたりが 衝動のままにまぐわい始めるのを
満足げに見届けていた。

まどか・・・まどか・・・
オレのものだな?オレだけのものだよな?
着衣を散らされた花びらのように荒々しく踏みしだかれながら。
まどかは酔ったように、頷きつづけている。
貴方よ。あなただけのものよ・・・
嘘だ。違う。あの男と、しているんだろう?
知っているんだぞ。
きのうだって、ボクが戻ってくる前に あの男と逢って
肌色のストッキング、嬉しそうに破らせていたじゃないか。
男との痴態を頭に描くと、なぜか。
フミオの股間はいっそう、狂ったように昂ぶってくる。

ふふ・・・ふふふ・・・
なにがおかしい?
堕ちてしまったのね。貴方も。
腕の中、支配に屈していた母親が、一瞬。
瞳の奥に、別人のように蒼白い焔をあげた。
あ・・・いいのよ。して・・・お願い。
魔女じみた焔をかき消すと。
引き裂けた濃紺のストッキングからみつけたまま、くねらせた脚を
自分のほうから、息子の脚へとからみつけていった。
まるでツタがからまり合うように 濃密に しつように・・・

ことり。
部屋の隅で、物音がする。
虚ろに広がる残響に。
フミオははっと顔をあげようとする。
いいのよ。
柔肌に包まれた両腕が、息子の顔を深い谷間に沈ませる。
貴方はね。好きなだけここで、息抜きをしていけばいいのよ・・・
滲んだ笑みに含まれた毒々しいものを、まどかは豊かな頬の奥にひたとおさめて。
自分よりも丈の伸びたはずの息子を、しっとりと。
熱っぽく血潮を滾らせた素肌につつんでゆく。

どうかね?
隣室に、影のように佇んでいるのは、黒衣の男。
傍らに立ちすくむ別の人影に、応えを促している。
ああ・・・
もう一人は、曖昧ななま返事をかえしながら。
かつての自分そっくりな男が、自分の妻を犯している情景に
食い入るように、見入っている。
これで、いいのだな?
ああ・・・
ため息か。苦痛か。それとも、恍惚か・・・
胸の奥深く望んだものを得た男は、昂ぶりを抑えかねている。
血を吸われる家族。
そんな家に生まれ合わせて。
いつか、弄ばれる妻が洩らし始めた愉悦に昂ぶりを覚えるようになって。
年頃になった息子の、妻を見る眼に獣の色を認めた父は
みずからすすんで、ふたりを結ぶ糸をたぐり寄せる。
あんたもそうして。自分の母上とのあいだにフミオをなしたのだったな。
淪落の淵に堕ちた家族。
その姿を目の当たりにして。
黒衣の男の嘯きなど、もう彼の耳は届かなかった。

あとがき
さいご、ちょっとわかりにくかったでしょうか。
なさぬ仲の母子、なんですな。
母子相姦の所産として生まれたフミオ。
そんなフミオと身体を重ねあう、なさぬ仲の母親。
それを見守る父親は、かつて自分の母との過ちでフミオをなした過去を持っている・・・
かなり、かなり歪んでいます。
前の記事
ひどく寂しい。
次の記事
再あっぷ分を元のさやにおさめてみたら。^^;

コメント

いえいえ・・・
ちっともわかりにくいなんてことなかったですよ。
実は、そのフレーズでほっとしたのですもの、わたくし。
近親でも血のつながりのない二人なら・・・そんな恋もあるかもしれない、そう思うのですもの。

P.S. わがままを聞いてくださってありがとうございます♪
by 祥子
URL
2006-07-12 水 01:45:09
編集
>祥子さま
あははは。よかった。^^;
どういうわけかさいごのさいごに。
こういうどんでん返しが浮んだのです。
実はそれが真相。
きっと、そうなんでしょうね。
by 柏木
URL
2006-07-13 木 20:54:11
編集

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