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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

部活帰り

2018年05月25日(Fri) 09:06:18

あぁ~、美味かった♪
咬んでいた首すじから顔をあげた吸血鬼は、ニンマリと笑う。
「冗談じゃないわ!とてもメイワク・・・」
いつも気の強い菜々美は歯ぎしりして悔しがったが、
失血のために語尾は弱く震えていた。
声の弱さが悔しかったのか、こちらをギュッと睨みつけてくる少女に、吸血鬼はいった。
「助かった。すんでのところ、くたばるところだった。あぶないところで、あんたの若い血にありつけた。礼を言う」
「礼なんか言ってほしくない」
少女は言い返した。
「なあ、頼むから・・・もう少しだけ恵んでくれないか?死なせたりしないから」
「イヤだって言っても、どうせやるんでしょ?」
少女はあくまでも恨めし気に、男を見あげた。
「物わかりのいい子だな」
男はふたたび少女のうなじを咥えると、さっきしたたかに血を啜り取った傷口を、強く吸った。
「あうっ・・・」
菜々美は仰向けに倒れたままのけぞって、目を瞑り、歯を食いしばる。
苦し気にうつむいて両手で顔を覆う菜々美に、男は
「すまない、だいじょうぶか」
と、口ではいいながら、言葉だけの気遣いを自分で裏切るようにして、
少女の足許にそろそろとにじり寄る。
血に飢えた状態の自分のまえで逃げもせずに身体を横たえているのは、
血をいくら吸っても文句は言わないという意思表示――
そんなふうに自分に都合よく誤解してしまう習性を、どうすることもできなくなっている。
「あッ!やだ!やめてッ!」
鋭い声を発したセーラー服姿の足許に、男はハイソックスのうえから唇をなすりつけた。
部活帰りの少女は、所属している球技サークルのユニフォームのライン入りハイソックスをそのまま履いている。
白地に赤と黒のラインが入ったハイソックスに魅入られるように、
男は唇を這わせ、舌をふるいつけて、あぶく交じりのよだれをなすりつけながら、
菜々美の履いているハイソックスの舌触りを愉しみ始めたのだ。
「イヤッ!やらしいッ!は・な・し・て・・・っ」
叫び声の語尾がまたも、弱く縮こまった。
這わせた唇の下、バラ色のシミをナイロン生地に広げながら、男はふたたび菜々美の血を愉しみはじめている。

「このあたりの吸血鬼、やらしいよ。襲われちゃうと、ハイソックスの上から脚に咬みついてくるんだよ。
 女の人の履くストッキングやハイソックスが好きで、よだれで汚して咬み破って愉しむんだよ。
 あたしも何度か襲われたけど、血を吸われるよりハイソックス破かれる方がやらしくって嫌だな」
親友の朋美がいつか、そんなことを言っていたっけ・・・
失血でぼうっとなった頭でそんなことを考えながら、
ハイソックスごしに突き入れられてくる牙が痛痒いと、菜々美は思った。

「こないだも、先生の脚を咬んでいたよね」
男はこたえずに、もう片方の脚にもとりついてゆく。
菜々美は知らず知らず、男の動きに逢わせて、彼が吸いやすいように脚の角度を変えてやりながら、なおも言った。
「このハイソックス、ユニフォームなんだけど」
「知っている。ライン入りのやつって、いい感じだよな。学校出ていくところからつけてきたんだが、目だっていたよ」
男はそういうと、菜々美の穿いているハイソックスの、いちばん肉づきのよいふくらはぎのあたりに唇を這わせた。
「あっ、もう・・・やらしい」
菜々美は悔し気に唇をかんだが、さっきまでより従順になったのは、失血で身体の動作が緩慢になったせいだろうか。
「部活のみんなを裏切っているような気がして、なんか嫌だ」
菜々美は言いにくそうに言った。
「あんたはなんにも悪くはないさ」
男はわざとクチャクチャと音を立てながら菜々美のハイソックスに舌を這わせ、舐めまわしながらずり降ろしていった。
「悪いね。でも、あんたを辱めることができて、楽しいよ」
男の言いぐさを耳にして、菜々美はプッと頬をふくらませ、つぎの瞬間、パシィッ!と男の頬に平手打ちを食わせていた。
「これでおあいこにしてあげる」
少女は貧血になった頭を苦し気に振りながら、あとも振り返らずに立ち去った。


「菜々美、行こ行こ」
おどけた顔で誘いをかけてきたのは、チームメイトの志保だった。
彼氏のいる志保はいつも帰りが別々で、部活のとき以外あまり口をきいたことがない。
けれども志保の顔つき言葉つきはひどく親しげで、菜々美はつい釣り込まれてあとについていった。
同じサークルの由紀も、だまって菜々美のあとをついて来た。

「メイワクなんですけど」
三人の前に立ちふさがった人影が、きのう自分の血を吸った吸血鬼だと知って、菜々美は露骨に顔をしかめた。
「まあまあ、堅いこと言わないで」
そう言ったのは意外にも、男のほうではなくて志保だった。
志保は菜々美の腕をつかまえて、身体を息苦しくなるくらい、近くにすり寄せてくる。
「この人たちさー、ハイソックスとか好きじゃない。
 だからあたしたち、部活のときのハイソックスをこの人たちにサービスしてあげてるの」
「ええっ!?」
思わず声をあげる菜々美に、あとからついてきた由紀もいった。
「だいじょうぶだよ。みんなを裏切るなんて、そんなことないから。
 菜々美はおくてだったけど、みんなしてるんだからね」
いったいどこでそんな話を聞いたのよ?と、菜々美は志保をまともに見た。
気がつくと由紀は、菜々美のもう片方の腕をしっかりと抑えつけている。
ふたりで菜々美の前後を歩いていたのは、逃がさないようにするためだったのか――
「どっちかって言うと、あたしたちが菜々美のこと裏切っちゃたかな~?」
志保が菜々美の顔をのぞき込む。
「割り切って、いっしょに愉しも♪」
志保の声を合図に、黒い影がもうふたつ、物陰から音もなく姿を覗かせる。
「さ、菜々美もあたしたちみたいに、吸血鬼の小父さまに若い血を愉しんでもらおうね」
由紀は菜々美の腕を抑えつけた手に、ギュッと力を込める。
志保も菜々美の腕をつかまえながら、お姉さんが妹に言い聞かせるような口調で言った。
「菜々美も恥ずかしいのガマンして、このひとのこと愉しませてあげようね。
慣れたらどうってことないから」
男は菜々美の前に立ちはだかると身をかがめ、ライン入りのハイソックスの足許に唇を近寄せてくる。
「ダメッ!イヤッ!あッ!」
ひと声叫ぶと、菜々美は黙りこくった。
両側からチームメイトに抑えつけられたまま、
足許に吸いつけられた唇がハイソックスを咬み破って血を吸い取ってゆくのを、
どうすることもできなくなっていた。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」
怯えた震え声がじょじょに弱まって来ると、志保と由紀は菜々美の両側から頷き合って手を放す。
「あとはお2人で、うまくやってね」
そういってほほ笑む二人の背後にも、ひとつずつの人影がまとわりついて、
首すじに、足許に、思い思いに唇を這わせてゆく。
「あ、あなたたち・・・っ!?」
怯えた顔の菜々美にとどめを刺すように、志保が言った。
「彼氏には、ナ・イ・ショ。よろしくね」

三人の女子生徒は三人ながら、うら若い生き血をチュウチュウと音を立てて吸い取られて、
ひとり、またひとりと、その場に姿勢を崩してゆく。
「イヤだ、ほんとうに・・・」
「うひひ・・・クヒヒ・・・」
「好い加減にしなさいよね・・・」
「キヒヒ・・・ククク・・・」
せめぎ合う声と声だけが、夕闇の迫る路上にいつまでも繰り返されていった。


「学校のみんなを裏切るようで、嫌だ」
菜々美はやはり、駄々をこねていた。
セーラー服姿の学校帰り。
志保や由紀が学校指定の紺のハイソックスを履いたをためらいもなく咬ませてしまうのを目のまえに、
菜々美は往生際悪く脚をすくめて後ずさりした。
すぐ背後は、体育館の壁だった。
逃げ場を失って立ちすくんだ足許に、男はいつものように恥知らずな唇を吸いつけてくる。
「恥知らずッ!」
菜々美は相手を罵ったが、男は聞こえないふりをして、クチャクチャと音を立てながら、
菜々美のハイソックスをひとしきり舐めまわし、それから言った。
「わしに吸われると知っていながら、新しいのをおろしてきなすったね」
図星を突かれて菜々美は言葉に詰まり、口ごもりながら言った。
「恥掻きたくないもん」
「じゃあぞんぶんに、辱めてやる」
「しつこくしないでね」
「わしを愉しませるために、あんた来てくれたんじゃろ」
またも図星を刺された菜々美は、視線を宙にさ迷わせ、頭の上に広がる青空をじっと見つめると、
ちょっぴり唇を強く噛んで、それからいった。
「わかったわ。じゃ、お願い」
菜々美は気持ちを固めたようにもういちど「お願い」というと、
男がむしゃぶりついてくる足許を見おろした。
ひざ小僧の下まできっちりと引き伸ばしたハイソックスは、
よだれにまみれ、しわくちゃになってずり降ろされて咬み破られて、
ぬらぬらとした血のりとよだれとにまみれていった。
菜々美は、辱め抜かれてゆく足許から、決して目を放そうとはしなかった。

クラスメイト二人はもう、セーラー服をはだけられて、おっぱいまで吸わせてしまっている。
菜々美もまた、「それだけは嫌」と言いながら、
自分からセーラー服の胸当てをはずして、男のなすがままになっていった。

2018.5.20 構想
2018.5.23 加筆
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