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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

病んでいます・・・

2005年10月08日(Sat) 08:23:00

半吸血鬼であるわが身は、
時に人間なみの病を背負う。
爛惰に沈むベッドから
魂魄だけが忍び出る夜更け。
貴女は今宵も道に彷徨い、
私との逢う瀬を心待ちにする。
いつも身にまとう挑発的な軽い服ではなく、
いまの貴女は私好みの清楚なスーツ姿。
似合わないでしょ?
気遣わしげにそう呟きながら。
貴女はさりげなくその身をみずから近寄せる。
淑女ならば忌むべき牙を間近にしながら、
怖れ気もなく、その身を近寄せる。
とても似合っているのに。
そうとは気づかない、一途な貴女―――。

私はもうめくら滅法に、
貴女を引き寄せ、掻き抱き、
なめらかな素肌に毒蛇の唇を吸いつける。
闇にはじける、真紅のしずく。
それを思うさま啜り取る、至福の刻―――。
もはや夢見心地になったきみ。
衣裳を辱めずにはいられない、私の恥ずべき嗜好を、
こともなげに受け容れて。
汚してください、と言わんばかりに純潔な、白のブラウス。
かすかな灯に妖しく輝く、透明なストッキング。
そんな気品漂う衣裳を、そのままにさらしてゆく。
今宵のような捨て身の献身を幾晩か。
もういいよ、病は癒えたから・・・
私がそう告げるまで、決してやめようとしないきみ―――。

あとがき
皆さま、カゼにはくれぐれも、ご注意を。^^;
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