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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女装する夫たち ~隣家のご主人編~

2018年08月26日(Sun) 09:52:01

引っ越してきたばかりのお宅から出てきたご主人は、わたしよりも若かった。
おまけに、ミニのワンピースが良く似合う、スレンダーな体格の持ち主だった。
「どう見ても出来損ないのバーのマダムだね」
自分で化粧をしておきながら妻は、わたしの女装をそんなふうに評した。
けれども、初めて脚に通した網タイツのきわどさがツボにはまってしまったので、
わたしは妻の酷評も鼻を鳴らして軽い不満の意を表しただけだった。

ヒョウ柄のワンピースに、黒の網タイツ。
たしかにこの格好では、夜歩きするしか手はなかった。
こういうものの似合う女性が、ちょっとうらやましくなった。

隣家のご主人は、女装が初めてだと言った。
奥さんの服を借りてきたのだと言っていたが、センスの良い服だと思った。
肩幅がちょっときつい・・・というご主人のため、
わたしは胸の釦をはだけるようにとすすめた。
ちょっとためらうご主人の手を払いのけて、
胸もとのブラが露出するまで、ぐいいっとはだける。
スレンダーな体格は、そんな辱めにも耐えて、色っぽくみえた。
「このほうが、血が撥ねても服に着かないからいいですよ」と、わたしがいうと、
「そんなものでしょうか」と、少しカルチャーショックを受けているようだった。
もの慣れない感じがいっそう、初々しさをかもし出していた。

今夜の公園で待ち受けているのは、女房の浮気相手だった。
知らないうちに寝取られていたのだ。
抗議を申し込もうにも、もともとわたしの女装癖を知り抜いている相手だった。
2人の交際を認めると妻に告げると、妻はそうこなくっちゃ、と言わんばかりに、
公園であのひとが待ってるの、と、いった。
「和解のしるしに、女になって犯されてきてくれない?」
女房の言いぐさは突飛だったが、そうするのがいちばん適切なような気がした。
わたしは手慣れたメイクを施した。
服は自分のものではなく、女房のよそ行きのワンピースをねだった。
この間新調したばかりのものだったから、最初は「いやよ」と言っていたが、
夫婦にとっての重要な儀式なんだから・・・というと、渋々だったが貸してくれた。
背中のファスナーをきっちり引き上げると、少しだけサイズの小さい妻のワンピースはまるで拘束具のように、
わたしの身体を心地よく締めつけた。

闇の支配する公園のなか。
連れの女性――隣家のご主人――の声が洩れた。
わたしもほぼ同時に、声を洩らしていた。
働き盛りの血液をたっぷりと抜かれ、へろへろになってしまったわたしは、その場に倒れ込んで、
たくし上げられたワンピースの股間の奥、女房を狂わせた一物をぶち込まれてしまっていた。

ちく生。
これでは女房のやつがマイッてしまうのも、無理はない――

潔く負けを認めたわたしは、闇夜をいいことに、妻になり切って男の愛撫を受け容れていった。
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コメント

いつも楽しく読ませていただいています。

「背中のファスナーをきっちり引き上げると、少しだけサイズの小さい妻のワンピースはまるで拘束具のように、わたしの身体を心地よく締めつけた。」
この描写がとても好きです。というか、自分にも当てはまっている気がするんです。身体にぴったりか少々小さいサイズのワンピースは、確かにそんな感じがするんですよね^^
そんなお洋服に包まれると、幸せな気持ちに成れますね。

最後に主人公がつぶやく、「ちく生」、ぐさりと刺さりました^^
by ゆい
URL
2018-08-27 月 06:41:17
編集
ゆいさん
奥さんの衣装を身に着けることができるためには、ご夫婦がほぼ同じ体形でなければなりません。
背格好が同じくらいでも、ふつうの場合、男女の差はどうしても出てきます。
それは、通販サイトでも何でも良いので、婦人服のサイズを観ればよくわかります。

ウェストがほどほどであっても、
肩幅は大きすぎ、バストはあまり過ぎ、
着丈は寸足らずとなることが多いです。

逆になぞれば、男女の体格の差が浮き彫りになるという図です。

いささか興ざめな描きかたになってしまいましたが、日常のさりげないデータを読み込むことで、意外に意識していなかったところが浮き彫りになる一例として描いてみました。


> ちく生。
この部分。
お互いが許し合っている屈従の場では、妻を犯した相手に対するリスペクトも含まれているように感じます。


このお話は前作の別目線の作品ですが、前作でシチュを説明してしまったのをよいことに、かなり端折って描いてしまいました。
そのぶん、描きたいことを、よりストレートに描けたかもしれません。
by 柏木
URL
2018-08-27 月 22:15:33
編集

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