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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ 23 ナギの日記

2018年10月28日(Sun) 23:52:41

ナギの日記

きょうは、月田まゆみちゃんという女の子の血を吸いました。まゆみちゃんは中学三年生で、ナギよりずっと年上の子です。都会から引っ越してきたばかりで、このあたりの風習のことはなにも知らなかったみたいです。お父さんは、ナギがいつも血を吸わせてもらっている親切な小父さんです。この間小父さんのおうちに遊びに行ったときにはいなくて、父ちゃんが小母さん(あたしに血をくれている親切な小父さんの奥さんです)の血を吸っていい思いをしただけでした。でもナギたちが帰るころになってまゆみちゃんはやっと戻ってきたので、ちょっとあいさつだけはしました。ナギたちがまゆみちゃんの父さんと母さんの血を吸ったことはまだ内緒になっていたので、まゆみちゃんは変な人たちだなという顔をしていました。
はじめてまゆみちゃんと口をきいたのは、こないだ道をすれちがったときでした。ナギがお姉ちゃんのことをじろじろみたら、ご用があるなら仰いと、おこられてしまいました。でもナギが、「お姉ちゃんの父さんと母さんのひみつを知ってるよ」といったら、口をぽかんとあけていました。そのときの顔つきがかわいかったので、血を吸いたくなりました。父ちゃんにいったら、前から目をつけていたと言いました。そういうことなら顔役さんに話してみるっていいました。それで、父娘でまゆみちゃんの血を吸っていいことになったので、まゆみちゃんに会いに中学校に行きました。
校長さんはまゆみちゃんの担任の春田という教師を紹介してくれました。春田という教師は、ぼくのせいにならないのなら手伝ってあげてもいいよといって、まゆみちゃんを人のいない教室に呼び出してくれました。自分のせいになるのがイヤだなんて、ちょっとずるいなと思いました。
お約束どおり、まゆみちゃんはその教室に来てくれました。ナギはまゆみちゃんが校舎に入るのをこっそりのぞいていました。足にはお肉がたっぷりついていて、はいていた白のハイソックスはリブ編みもようがツヤツヤしていて、とってもおいしそうに見えました。でも、まゆみちゃんはまだ、あたしがそんな気持ちで自分のことを見ているなんて、夢にも思っていないのです。そう思うとなんだかゾクゾクしてきました。
あたしがあとから教室に入っていくと、まゆみちゃんはビックリしました。ナギがえらそうに、お姉ちゃんのことなら何でも知ってるよといって色々ひけらかしてみせたら、気味わるそうにナギを見ました。
父ちゃんはあとから来ることになっていました。ほんとうはお姉ちゃんの血をナギにはくれないで独り占めしたがっていました。ナギが正直に、お姉ちゃんの血を吸いたいのといったら、お姉ちゃんは、悪い冗談だよね?といってナギのことをおっかない顔でにらみました。でも、血を吸われるのならナギと父ちゃんとどっちがいい?ってナギがまじめにきいたら「うそ、うそ!」って、怖がっていました。父ちゃんは女のひとの血を吸うとき必ずいやらしいことするんだよって教えてあげました。そう聞いたら、ふつうの女の子ならナギのほうを選んでくれると思ったのです。ここには父ちゃんが来るから、一度お姉ちゃんを逃がしてあげて、あとで別の場所で待ち合わせて血を吸わせてもらってもいいとも思いました。
そこに父ちゃんが来ました。父ちゃんはあたしたちの話を盗み聞きしていて、ナギがお姉ちゃんを独り占めしようとしているのに腹をたてて、ナギのことをどなりました。父ちゃんはずるいんです。いっつもナギに段取りだけさせて、自分はあとから来て、いいとこをあらかた取るんです。だからナギは「父ちゃんずるい!」と言いました。そして、まゆみお姉ちゃんの前で父娘でけんかになってしまいました。
お姉ちゃんはうんざりした顔をして、「いいわ、けんかはやめて。お姉ちゃんがちょっぴり痛いのガマンすればいいんだよね?」と言うと「ふたりで仲良くまゆみの血を吸ってちょうだいね」と、いすに腰かけて、ナギたちが血を吸いやすいようにって足とうなじを伸ばしてみせてくれました。まゆみちゃんって都会から来たのに血なし鬼に理解のあるいい子なんだな!と思いナギはうれしくなりました。
でも父ちゃんはやっぱりずるくって、おれが先だといって、ナギをろうかに追い出しました。父ちゃんがまゆみお姉ちゃんの血をちゅーちゅーおいしそうに吸っているのを順番待ちしながら、ナギはしかたなく指をくわえて見ていました。
そうしたらそのうちお姉ちゃんもノッてきちゃって「ああーん。もっと吸って」と言いました。お姉ちゃんがそういった時、病気の人がうわ言をいうみたいに、目をつぶってまゆ毛をよせていました。父ちゃんは調子に乗ってお姉ちゃんの着ているセーラー服をめくると、お姉ちゃんのおっぱいをなめたりしました。ピンク色をした乳首に父ちゃんのよだれを光らせながら、お姉ちゃんはまゆ毛をうんとよせて、苦しそうなきもちよさそうな顔つきになっていました。
お姉ちゃんは中学のセーラー服着ているしまじめっぽく見えたのに、実はいやらしい人だということがわかったので、ナギはお姉ちゃんやらしいといっておこりました。ナギがあんまりおっかない顔をしたので、お姉ちゃんは走って逃げました。せっかくいろんなことを教えてあげたのに、ナギには血を吸わせないつもりなんだと思いました。ナギはずるいずるいといいながらお姉ちゃんをトイレに追いつめました。でもお姉ちゃんはナギにものをぶつけて逃げました。その間に父ちゃんはまゆみお姉ちゃんの母さんの血を吸いに行ってしまいました。とりのこされたナギは、お姉ちゃんとふたりきりで鬼ごっこをすることになりました。
お姉ちゃんは学校の外に逃げ出しました。まだじぎょうがあるのに、学校をサボってどこかに行っちゃうのはだめだと思いました。大人も大きい子もみんなずるいと思ったら走る力がわいてきました。ナギはけんめいにはしってお姉ちゃんに追いつくと、引きずりたおして首を咬みました。お姉ちゃんの首すじは、むっちりやわらかくて、かみごたえがありました。血がいきおいよく出たので、ほっぺを真っ赤にしながらゴクゴクのみました。若い女の子の生き血のつよい香りに、くらくらしました。
そのうち、のどがかわかなくなったので、お姉ちゃんを放してあげました。さっきまでいっしょにかけっこをしていたお姉ちゃんは、息をはずませながらいいました。
「逃げちゃったりしてゴメンね。仲直りのしるしに、ナギちゃんの父さんがしたみたいにハイソックス破らしてあげる。ナギちゃんもまゆみのハイソックス破きたがってるみたいだったから、片方の足はおじ様にお願いしてとっておいたのよ。まだ飲み足りないだろうから、気のすむまで咬んでね」
お姉ちゃんは走ってる間にずり落ちていたハイソックスをわざわざおひざのところまでギュッとのばしてから、いっぱい咬ませてくれました。たてのリブ編みに真っ赤なシミがにじんでいくのを、ふたりでおもしろそうにかんさつしました。
父ちゃんがまゆみちゃんをひとりじめにしているときに咬んだ以上に、ナギはまゆみをうみちゃんのことを咬んだのです。
それでお姉ちゃんと仲直りをして、手をつないでお姉ちゃんのおうちの前まで行って、そこでバイバイしました。お姉ちゃんのおうちのなかにはまだ父ちゃんがいて、お姉ちゃんの母さんにのしかかっていつもみたいにいやらしいことをしながら血を吸ってました。お姉ちゃんがふたりのじゃまにならないようにナギのほうに背中をみせて、足音を立てずに二かいのお部屋にあがるのがみえました。
父ちゃんとまゆみお姉ちゃんの母さんができていることはナイショです。みんな知ってるみたいだけど。みんな知らないふりをしているんです。でも父ちゃんにまゆみお姉ちゃんの母さんを紹介したのがまゆみお姉ちゃんの父さんだというのは、まゆみお姉ちゃんは知りません。いつか教えてあげようと思います。ナギはずるくないし、正直なのが好きだから。


「これ、どこまでほんとうなの?」
長いこと読んでいるうちにずり落ちためがねを直しながら、親切な小父さんはあたしに訊いた。
けっこう正直に書いてしまったので(うそも書いてるけど)あたしはちょっとはらはらしながら、あたしの書いた日記帳を目で追う小父さんの顔つきをのぞきこんでいた。
ショックだったらかわいそうだなって思いながら。
でも正直に生きるには、なにごともちゃんとわかりあっていたほうがいいとあたしは思う。
家族同士ではらのさぐりあいなんて、いきがつまるだけだもの。
そうはいいながら日記帳にはいろいろぼかして書いてみた。
教室のなかであたしが父ちゃんのためにお姉ちゃんのことを抑えつけたことなんかとくに書かないでいた。
お姉ちゃんがあたしより弱かったって知ったら小父さんもやだろうなっておもったから。
あと、あたしがあんなにがんばったのに父ちゃんだけがいい思いしたのがどうしても悔しかったというのもあるけれど。
あたしは都会の人にもけっこう気を使っているのだ。
「んー、これはね、ナギの作文」
小父さんがどうとってもいいように、あたしは澄ましてそう応えた。
きょうは水曜日。さいごに小父さんの血をもらったのは、父ちゃんに小母さんを襲わせてあげた金曜の夜だから、なか4日あいていた。
小父さんはあたしの「お友だち」だから、ほかの人に血をあげることはない。
休養充分だと、やっぱり血の味が濃くて美味しくなっている。
あたしはさっき咬みついた足許に拡がる靴下の裂け目に、うっとり見いった。
女の人が穿くストッキングみたいに薄い長靴下は、縦にチリチリと破けて、ゆるくカーブを描いていた。
すね毛の浮いた脚が裂け目からのぞいて、そこだけまる見えになっていた。
きのうまゆみちゃんのふくらはぎから咬み剥いで愉しんだハイソックスよりも、ずっともろかった。
きのう父ちゃんの相手をした小母さんがひいひい呻き声を洩らしながら破かれていった肌色のストッキングも、こんな破けかたをしていた。
小母さんの血は吸ったことがないからわからないけれど、小父さんの血はまゆみちゃんの血の味とよく似ていると思った。
「まゆみお姉ちゃんの血、小父さんの血の味と似てたよ」っていったら、小父さんはちょっとうれしそうな照れくさそうな顔をして笑っていた。
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