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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

三つの鐘 ~セーラー服の初体験~

2019年01月19日(Sat) 06:30:03

ボーン。

岩瀬家の古びた柱時計が、一時を告げた。
稚ない唇が、昂ぶりを帯びた股間の茎を、いっしんに咥え込んでいた。
たどたどしい舐めかたが、貴志を陶酔のるつぼに導いている。
その目線の先で、制服姿の遥希が、嘉藤に抱きすくめられていた。
遥希の制服は、都会らしいブレザータイプ。
薄茶のジャケットに赤のチェック柄のプリーツスカートをミニ丈に穿きこなして、
品行方正な白のハイソックスが、淫らな足摺りに翻弄されて半ばずり落ちたままふくらはぎを包んでいた。

「姉さんのときと、どっちが昂奮するの?」
自分の股間から顔をあげた上目遣いに、かすかな嫉妬が込められている。
結婚を約束した二人の間に、セックスの関係はまだない。
それはまだ、父親の同僚である嘉藤の特権であり続けていた。
フェラチオを覚えて間もないゆう紀の唇は柔らかで、生真面目なたんねんさで、恋人の一物をくまなくしゃぶり抜いてゆく。
同じ行為でも、姉の遥希とはだいぶ違っていた。
ゆう紀が抱かれている隣の部屋で遥希が貴志を慰めるときは、もっと挑発的な、なれたやり口だった。

自分の家にやってくる嘉藤は、出迎えた父親とはごくふつうに接していた。
そのなに食わぬ態度にむしろ、悪らつさを感じ取った貴志は、彼の態度に敏感になっていて、
父親が座をはずしたときに嘉藤が、母や妹をいやらしい目で盗み見るのを見逃さなかった。
まるで身体の輪郭を撫でまわすような目つきだと、貴志はおもった。
そのうち妹はすでに、両親の知らないところで、嘉藤の奴隷になり下がっている。
婚約者のゆう紀と交代でその嘉藤の家に妹を伴うという屈辱的な義務を、
それでも貴志は自分でも訝るほどの従順さで、果たしていった。
いびつな嫉妬が、この青年の感性を、鋭く育て上げようとしていた。

ソファに腰かけた貴志の前、ゆう紀はセーラー服姿のまま、姉との情事に見入る未来の夫を、唇で慰めつづける。
じゅうたんの上に拡がった、丈の長い濃紺のプリーツスカートに、貴志の目線が注がれた。
腰周りにまといつくスカートの、折り目正しい直線的なひだが、複雑に折れ曲がっているのを、薄ぼんやりと眺めていた。
「ぼくも穿いてみたいな」
「え・・・?」
顔をあげるゆう紀に、貴志がいった。
「ぼく、そのうちあのひとに、血を吸われるんだろ?」

そうね。吸われると思うわ。
嘉藤の小父さまは、父の血も吸っているの。
男の血はあまり関心がないって、口では言っているけれど。
奥さんや彼女を自分に捧げた男性の血は尊いって、いつか言っていたわ。
あなたの血にも、きっと興味あるはず。

「あなたの血にも、きっと興味がある」
ゆう紀の言いぐさに貴志はゾクッとした昂ぶりを覚え、その昂ぶりは股間を口に含んだゆう紀に直接伝わった。
「吸われてみたい?嘉藤の小父さまに」
「うん、それも、いいかも・・・」
「貴志くんも、やらしいね」
ゆう紀はクスッと笑った。
白い歯をみせて笑う白い顔はどこまでも無邪気で、まだなにも識らない十代の少女にしかみえない。
「ぼくも穿いてみたいって、なにを穿いてみたいの?」
「制服のスカート」
口にしてしまった言葉の異常さに、さすがに貴志は顔を赤らめたけど、
ゆう紀はまじめな顔をして、貴志を見つめつづける。
「ねえ、それって、私の制服?それとも、姉の着てるほう?」
はるちゃんの制服、かっこいいものね・・・と言いかけた言葉の裏にかすかに秘められた嫉妬に、貴志はうかつにも気づかなかったけれど。
彼は呼気をはやめながら、思ったままを口にしていた。
「きみの制服を、着てみたい」

貴志よりも少しばかり小柄だったゆう紀のセーラー服は、サイズがちょっとだけきつめだった。
それでも白のラインが三本走った袖は、貴志の手首を何とか隠していたし、
腰周りにギュッと食い込むスカートのウエストは、かえって少年の昂ぶりを高めた。
「制服は拘束具」だというけれど、貴志は別の意味でそうなのだと納得した。
腰の周りをユサユサと揺れる重たい濃紺のプリーツスカートは、ひざの下から入り込んでくる外気の空々しさには無防備で、
スカートの下でむき出しになった太ももを、ひんやりと撫でつける。
ひざ下までぴっちりと引き伸ばした真っ白なハイソックスの締めつける感覚にも、青年の皮膚を敏感になっていた。

「あの・・・」
女子生徒のかっこうになって嘉藤のまえに改めて立ったとき、貴志は心のなかが入れ替わるのを感じた。
身に着けたセーラー服が、彼を少女へと、塗り替えてゆく。
「恥ずかしい」
伏し目になった顔だちすらが、女の子の翳を帯びていた。
「似合っているよ、きみ」
嘉藤はそういうと、じゅうたんのうえにあお向けになった貴志の上に、荒い息でのしかかった。
セーラー服の肩をつかまれ、上衣の裾をまくり上げられ、胸を指でまさぐられる。
ゆう紀や遥希の胸をなん度もさ迷った手つきの巧みさに、貴志はわななきをおぼえた。
むき出しになった嘉藤の筋肉質で毛むくじゃらの脚が、重たい丈長のプリーツスカートを、じょじょにたくし上げてゆく。
嘉藤の荒い息に、貴志のはずんだ息遣いが重なった。
ふたりは、唇を重ね合わせていた。
ゆう紀や遥希、それに妹の彩音の素肌を這った唇――
その事実に慄然としながらも、貴志は行為をやめることができなくなった。
初体験のキスの相手が男だなどとは夢想もしていなかったけれど。
しつこく重ねられてくる爛れた唇のせめぎ合いに、なん度もなん度も、応えてしまっていた。

首すじに喰いついた牙が、自分の血を啜り上げるのを聞きながら。
股間から伸びたもうひとつの牙が、自分の股間を抉るのを感じた。
ゆう紀さんが夢中になってしまったのも、無理はない――貴志は思った。
これからもきっと末永く、ゆう紀さんはこの一物に、自分の操を蹂躙されつづけてしまうのだろう。
そして自分も、ゆう紀さんの結婚前の身体を、この男の劣情を慰めるために、悦んで与えつづけてしまうのだろう。
そして自分自身さえも、この男の情婦に堕とされて・・・女として犯されつづけてしまうのだろう。
両親がいまのこの光景を視たらどう思うのか?それは怖かったので、考えないことにした。
いまはただ、婚約者やその姉、そして彼の妹までも呑み込んだこの男の唇に、酔い痴れ続けてしまいたかった。

「母がいまいる街ではね、男子もセーラー服で通学できるんだよ」
ゆう紀がいけないことを、ささやいていた。
「ね。あたしたちも、あの街へ行こう。そして貴志くんも、女子生徒になっていっしょに学校に行こうよ」
ゆう紀のいけない囁きに、貴志は強く頷いていた。
「そうだね、ぼくもきみと同じ制服を着て、学校に行きたい」
「嬉しい!たまには気分を変えて、お姉ちゃんの制服を着ても良いからね」
いろんなことを見透かしてしまった悧巧すぎる少女の目は、それでも無邪気な輝きを失わなかった。
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コメント

柏木さん こんにちは
姉妹の情事から、貴志の深いお話へと飛躍していったのは願うところでしたので、かなり興奮して読ませてもらいました。
ひとつひとつの言葉にエロさを感じてしまうのは、わたしだけでしょうか。

このお話の中に出て来る人物の誰に成りたいかと聞かれたら、迷わず「貴志」ですね。
うん、貴志になりたいです^^

by ゆい
URL
2019-01-24 木 06:39:19
編集
> ゆいさん
女子生徒の制服を着用して通学できる街。
女装子にとっては、理想の街だと思います。
でも。
貴志になると、妹さんも、婚約者も、お母さんまで寝取られてしまいますよ~(笑)
by 柏木
URL
2019-01-25 金 06:04:06
編集

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