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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

生き返らされた夫

2019年01月31日(Thu) 07:51:34

ある男が吸血鬼に襲われ、血を吸われて死んだ。
男は死後も意識があって、その後のことを見聞きすることができた。
男の妻は通夜の席で襲われて、吸血鬼の餌食となった。
親族の者たちは怖れて逃げ散ってしまい、だれも妻を救おうとはしなかった。
男の妻は喪服姿のままその場で犯され、吸血鬼の言いなりに振る舞ってしまった。
男は悔しがったものの、どうすることもかなわなかった。
しかし、妻が吸血鬼と接し続けるうちに、徐々にほだされてしまい、やがて打ち解けあってまぐわいを深めてしまうのを、男は不覚にも、淫らな気持ちで見届けてしまった。

妻はひとしきり吸血鬼に血を与え、身体でも悦ばせてやると、どうにかして夫を生き返らせることはできないかと懇願した。
妻は夫を愛していたし、同時に頼りにしていたのである。
吸血鬼は男と意思を交わしあうことが、できたので、男に生き返りたいかと尋ねてみた。
男は即座に、生き返って再び妻と暮らしたいと願った。
吸血鬼は男と出会った夜に、だれかの血を吸わないと灰になるところだったので、男に恩義を感じていた。
そこで、吸血鬼は男とその妻の希望を容れて、男の身体に血を戻して生き返らせた。
夫婦は、吸血鬼に身体中の血を舐め尽くされながらも、元通りに暮らすことができるようになった。

吸血鬼は、人の生き血を欲していたが、相手を死なせるほどの血の量は必要としていなかった。
だから吸血鬼は、この街に留まるあいだは夫婦から血をもらえないかと持ちかけた。
男が吸血鬼に血を与えたのは、もとより本人の意思とはかかわりのないことであったが、男も吸血鬼の事情を聞かされると、いくらかの同情を覚えた。
そこで、妻と相談して、交代で吸血鬼に血を与えることにした。
妻は夫の通夜の席で吸血鬼に犯されたことを忘れられなかった。
話の通じる相手であることは、夫を生き返らせてくれたことでそれと分かったが、
もしもこれからも夫婦ながら献血行為に応じるとしたら、性交は避けられないのではないかと気がかりだった。
けれども、羞恥心から、そうしたことを夫と相談することができなかった。

まず夫が血を吸われ、いよいよ妻の番になると、果たして吸血鬼は血を吸うだけではなく、身体の関係を求めた。
最初のときは、夫の知らないところで関係を結んでしまった。
妻は思い悩んだ挙げ句、夫に真実を告げずに関係を続けることにした。
誰も悲しませたくなかったからである。
夫は一度死んだときに吸血鬼が妻を襲って犯したところを視ていたので、
妻を吸血鬼に逢わせることに同意したときすでに、二人が肉体関係を結ぶことを予想していた。
吸血鬼はもとより、妻もまた自分の情夫との営みに惑溺を感じていたので、関係を絶つことはできなかった。
夫はふたりの関係を、しばらく見守ることにした。
妻は吸血鬼に身体を求められると、夫への貞節を思い吸血鬼を拒もうとしていたが、
やがて回を重ねるたびにほだされてしまい、大胆な逢瀬を重ねるようになっていった。
一方で夫のほうはといえば、ふたりの密会の有り様を覗き見することに、淫らな昂りを覚えるようになっていった。
妻はやがて、夫が自分たちの逢瀬を覗き見していることに気がついた。
初めは戸惑い、夫のしていることを恥ずかしく感じたが、もはや成り行きにゆだねるしかなくなっていた。
夫婦は吸血鬼を家庭内に受け入れて、長く満ち足りた関係を続けた。
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