FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

家族で献血。

2019年02月26日(Tue) 07:44:50

吸血鬼さん、血が欲しいの?
まだ稚ない娘たちは、目のまえにいるのが吸血鬼なのだと知りながら、
人懐こく口々に問いかけて、
ハイソックスの脚を咬みたがる彼のまえ、無邪気に笑いながら脚を差し伸べてゆく。

上の子は、真っ赤なワンピースに赤のハイソックス。
下の子は、黄色のワンピースに黄色のハイソックス。
飢えた吸血鬼は蒼ざめた頬を弛めながら、齢の順に咬んでゆく。
ふたりとも、
「あ」
と、ひと言だけ洩らして、
痛みを口許から覗かせた白い歯に、初めての苦痛を秘めてゆく。

嫌ではなかった証拠に、キャッ、キャッとはしゃいだ声をあげながら、
もう片方の脚も咬ませていって、
真新しいハイソックスを、惜しげもなく咬み破らせてやっていた。

お母さんは終始笑顔の娘たちとは裏腹な怯えた顔で、いちぶしじゅうを見届けて、
さいごに首すじを、咬まれていった。
「お母さんの血も、美味しそうだね・・・」と、うそぶかれながら。
「子どもの新鮮な生き血を欲しい」
そんな言いぐさを真に受けて、自分は免れると思っていたのだろうか?
いや、ちがう。きっと、ちがう。
だって娘の父親で自分の夫である男が、首すじから血を流して夢うつつになっているのを、横目でチラチラと窺っていたのだから。

ハイソックスに血を滲ませて気絶した娘たちの傍らで。
お母さんも同じように、肌色のストッキングを咬み剥がれていった。
うっとり見つめるわたしのまえで、スカートの奥まで受け入れていった。
前の記事
洗脳。
次の記事
変化の進度。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3715-713ca852