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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

”彼女”。

2019年03月10日(Sun) 09:23:40

女装して男のひとに抱かれるのが好き――
既婚者なのに、この想いをどうすることもできない。
そんな悶々とした日々を解決してくれたのは、取引先の社長だった。
彼は乱交サークルにも参加しているという。
いつか、そういう場にも連れて行って。
そう願った”彼女”の希望を、男はすぐにもかなえるつもりでいた。
そのころ”彼女”の妻は、女装趣味に耽る夫に苦情を申し立てることはしなかった。
なぜなら妻は、吸血鬼との不倫に夢中になっていたから。

妻の服を着たまま家でまどろんでしまった”彼女”が異変に気がついたとき、
すでに吸血鬼の腕のなかにいた。
きつく抱きすくめられる猿臂に、むしろ”女”としての本能を目覚めさせられてしまっていて、
”彼女”はもっと・・・もっと・・・と呻きながら犯され、血を吸い取られていった。
その日”彼女”の家庭に侵入してきた彼が、”彼女”の妻を目あてにやって来て人違いをしたのか、もともと”彼女”を目あてに現れたのかは、ついにわからない。
どちらにしても”彼女”は、以来吸血鬼の虜になった。

吸血鬼は”彼女”に女装不倫を重ねる相手だった取引先の社長を紹介させて、夫婦ながら血を吸った。
彼らもまた、吸血鬼の奴隷に堕ちた。
もともと夫婦で乱交サークルに参加した社長夫妻は、吸血鬼のやり口に耐性をもっていた。
同じサークルの男性会員に妻を組み敷かれるのを視て昂る夫も、
夫の前で乱れる自分自身を見せつけることに熱中していた社長夫人も、
吸血鬼を交えたプレイに昂ぶりを覚えた。

”彼女”と吸血鬼とは、そうした経緯で乱交サークルに招かれた.。
前の記事
”彼女”の妻。
次の記事
招待。

コメント

最初の一行に、ドキドキ^^;
そんな社長さんが現れたら、喜んで身を任せ「”女”としての本能を目覚めさせられて」夢中になってしまうのは当然でしょうね。
それほど長くないお話ですが、凄い妄想しちゃいました^^
by ゆい
URL
2019-03-21 木 09:09:29
編集
ゆいさん
この一連のお話は、「短文。」というカテゴリに属します。
なるべく短い表現で、読む人の妄想力をくすぐるのがねらいです。
字数制限はもうけていませんが、短いものだと、二行くらいのものもあります。
デイテールまでは描き込めないので、その分本質に切り込むような表現に絞って描きます。

どうやら、このお話は及第点のようですね。
(^^)
by 柏木
URL
2019-03-21 木 12:35:32
編集

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