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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

塗り替えられた記憶

2019年03月22日(Fri) 08:16:32

きっ、吸血鬼・・・!
小声で叫んだ孝子に、吸血鬼が迫った。
カラフルなワンピースを着た少女は、あっという間に抱きすくめられ、首すじを咬まれていった・・・
貧血を起こしてぐったりとなった少女をソファに寝かせると、男はにんまりと笑い、
ハイソックスを履いた少女のふくらはぎに、無慈悲な唇を吸いつけてゆく。
なすりつけられた唇の下、真っ白なハイソックスがみるみる真紅に染まった。

ちぇっ、お前のロ〇コンも、まったく治らねえな。
相棒の吸血鬼が、傍らからからかった。
少女を襲った吸血鬼の兄だった。
そういう兄貴の腕のなかで、少女の母親、琴絵が首すじから血を流して、ぐったりとなっている。

兄貴だって、おばさん専科じゃないか。
口を尖らせる弟に、兄貴は「まぁ・・・な」と、あいまいに嗤った。
そして、琴絵の足許に唇を近寄せて、ストッキングを破りながら血を啜り始めた。
不運にも琴絵には、まだ意識があった。
礼装を辱めながら吸血をつづける相手をどうすることもできずに、
相手の思うまま、熟れた血潮をむざむざと愉しまれていった。

「あ・・・うん・・・」
そのあとは、自然の成り行きだった。
琴絵のスカートは兄貴の手が、
孝子のワンピースのすそは弟の手が、
慣れた手つきでたくし上げていった。
良家の母娘は、そろって眩しい太ももをさらしながら、さらなる汚辱の刻を迎えた。
「娘だけは堪忍して」
という母親の願いは、聞き入れられなかった。
「お母さんも祝ってあげようよ」
耳もとで兄貴にそう囁かれたときには、
孝子は太ももに淡い血をあやしながら、沈み込まされた逞しい腰に、腰の動きをぎごちなく合わせていたし、
琴絵自身もまた、肉薄してくる強引な腰つきに、セックス慣れした身体で応えはじめてしまっていた。

不運にも、ちょうどそのとき、夫のキヨシが帰宅してきた。
「お前たち!何をしている!?」
立ちすくむ夫はすぐさまふたりの吸血鬼に迫られて、両側から首すじを咬まれた。
あとは、妻や娘がたどったのと、まったく同じ経緯だった。
貧血を起こしてへたり込んだキヨシに、ふたりはなおもおおいかぶさって、血を啜った。
働き盛りの血液は、不埒な吸血鬼どもに、新たな精力を得させてしまった。

「処女の血も、悪くないよな」と、兄がいい、
「俺、女を抱きたくなった」と、弟がいった。
孝子の処女は弟のほうがすでに奪ってしまっていたが、
その夜のうちなら処女だと、彼らは見なしていた。

幸か不幸か、半死半生になったキヨシには、まだ意識があった。
「奥さんの名前、何という?」
「それを訊いてどうするのだ」
「教えてほしいから聞いているんだ、そうしたら命は助けるから」
弟の言葉を信じた夫は「琴絵」と妻の名を口にした。
妻にのしかかる吸血鬼がどうして妻の名を聞きたがったのか、すぐにわかった。
弟は琴絵の服を剥ぎ取って、「琴絵、琴絵」と名前を呼びながら、犯したのだ。
「あああああ」
キヨシは屈辱に震えた。

娘の孝子にも、むごい運命が降りかかっていた。
「きれいなおべべ、だいじにしようね」
兄の吸血鬼は孝子の血を吸いながら、血しぶきが孝子の着ているワンピースに撥ねないよう気遣いをしていた。
孝子にもそれがわかるのか、せめてお洋服だけは台無しにされまいと、抗うことをこらえていた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ・・・
吸い取られてゆく処女の血潮が悲し気な音をたてるのに、キヨシはふたたび悶絶した。
「きみの血は、俺たちの身体のなかで、母さんの血とひとつになるのだよ」
兄貴にそう囁かれて、孝子は観念したように身体の力を抜いた。

初めての夜に男をふたりも識ってしまった少女には、無軌道な青春が待ち構えているのだろう。
「悪い評判が立たないよう、気を使ってやるからな」
吸血鬼たちの捨て台詞が、キヨシを黙らせた。
しばらくは憤りを抑えきれなかったキヨシは、妻や娘が彼らと密かに密会を重ねていると知り、
もはや成り行きに任せるしかないと観念した。
兄弟は、和解を誓ったキヨシを慰めるため、記憶を塗り替えてやった。

―――

吸血鬼の兄弟が、妻と娘を見初めた。
妻も娘も常識のある婦人だったので、外聞を気にして、なかなかお二人のご好意に応えようとはしなかった。
それで、恋情を抑えかねたふたりは、ある夜わが家に侵入して、強引に欲望を遂げてしまった。
娘は初めての男に夢中になってしまい、
用心深かった妻も、無防備にさらけ出した貞操をむさぼり尽されて、不覚にも歓びを覚えてしまった。
わたしが帰宅しても、彼らは妻や娘に対する好意をあらわにすることをはばからなかった。
それくらい、妻と娘のことを気に入ってくれたのだと、わたしは理解した。
彼らはいちど結んだご縁を深めるために、獲物を取り替え合って愉しんだ。
そして、はからずも妻と娘を提供することになったわたしに同情をして、夫として父親としての名誉は必ず守ると約束した。

妻も娘も魅入られてしまって、彼らとの逢瀬を重ねるようになった。
それでも妻はわたしによく尽してくれ、娘もいままで以上に勉強に励むようになった。
わたしはお二人を、よろこんで家庭に迎え要れることにした。
妻も娘も、お二人との交際を願ったためである。
彼らの習性の理解を示し協力を約束したわたし自身も生き血を差し出すようになって、
ふた組のカップルが愛し合う場で、歓びを共にするようになった。
わたしの親友である吸血鬼たちは、良家の貞淑な人妻と令嬢と結ばれて、愛人としてゲットすることに成功したのである――
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