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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

嫁と姑

2019年03月25日(Mon) 04:41:31

都会育ちの若い嫁が、公民館で吸血鬼に襲われて犯された。
近所の奥さんに会合があると誘い出されて行ってみたら、
そこには彼女目あての吸血鬼が一人で待ち構えていて、
「私は吸血鬼。あんたの血が欲しい」
といって、一方的に襲いかかったのだ。
若い嫁は抵抗したが、すぐにねじ伏せられて首すじを咬まれ、生き血を吸われた。
貧血で朦朧となったころ、ブラウスを脱がされパンストを引き降ろされて、犯された。
ひとしきり嵐が通り過ぎると、男は女を介抱しながら、いった。
都会から来たあんたが気になって、チャンスを窺っていたのだと。
そして、この村の奥さんがたはだれもが、吸血鬼を情夫にしているのだと。
あんたのしたことは村の人妻として当然のことだったのだから、だれにも恥じることはないのだと。
女は夫を愛していたが、こんどのことは夫に黙っていることにした。
夫を傷つけたくないから、内緒でつき合ってほしいと願ったのだ。
その実、吸血鬼の手管に身体の芯まで火照らされてしまっていることに、女は気づかずにはいられなかった。

毎日のように公民館に出かけてゆく嫁のことを、同居していた姑が怪しんだ。
息子が田舎に赴任するときいて、自分の夫まで退職してその村に棲みたいと願ったのだ。
夫はとある会社の重役だったが、悪事が加担して会社にいられなくなっていた。
息子のほうもそんな夫の口利きで就職したものだから、やはり会社にいづらくなっていた。
そんなわけで、この村に移り住んで、二世代住宅を構えることになったのだ。

姑は、いつになくおめかしをしてウキウキと出かけてゆく嫁のあとをつけていった。
嫁の悪事を暴きに行くのにふさわしく、折り目正しく地味なスーツ姿で出かけていった。
自分の足許を染める薄地のストッキングが、吸血鬼を発情させるのだなどとは、夢にも思わずに。

公民館にたどり着くと、嫁がふすまに囲まれた一室に消えるのを見た。
中には自分よりも年配の男が控えていた。
気づかれぬようにふすまをそうっと開くと、嫁はブラウスの襟首をくつろげて、男に首すじを吸わせていた。
まあ、なんと不埒な・・・!と憤った姑は、浮気の現場を抑えようとその場を起とうとした。
そのとき、彼女の肩を、別の男の手が抑えた。
あッ・・・!と叫ぼうとした口許を抑えられながら、姑は自分の首すじにチクリと鈍痛が走るのを覚えた。
相手は嫁を犯しているのと同年輩の吸血鬼だった。
「ああああああ」
姑は目を回しながら生き血を吸われ、その場で犯されてしまった。

怪しい行動をとる嫁を尾行して、浮気に耽る現場を抑えようとして、かえって犯されてしまった姑は、
行為をくり返すうちに不覚にも、忘れかけていた性の歓びに目ざめてしまった。
そして、隣室で嫁が浮気に耽っているのもかえりみずに、
強引に肉薄してくる男の逞しい腰つきに、腰の動きを合わせていった。
さいしょはぎごちなく、それからはすっかり打ち解けて!

恥を忘れて乱れてしまったことを姑は恥じたけれども、
この村に来た途端、あんたにひと目惚れしてしまったのだと口説かれて、ついその気になった。
これがこの村のしきたりなのだ、あんたは村の伝統を尊重してくれたに過ぎないのだといわれて、
「そうなのですね、私のしたことは間違っていないのですね」
と、くり返し念を押しながら、もういちど抱かれていった。

嫁がすらりとした脚にまとったストッキングを破かれながらふくらはぎからの吸血を許している隣の部屋で、
姑も豊かに熟れた脚を染めるストッキングを破かれながら、ふくらはぎからの吸血を受け入れていった。

「どうしたの?このごろやけに、ご機嫌じゃないか」
若い夫に何気なく問われた若い嫁は、
「あら、そんなことないわ」
と照れた。
そして照れ隠しに、最近この村で仲良しができたのといった。
田舎も案外住み心地が良いものね、この村を任地に選んでくれてよかったわ・・・とつづけた。

「どうしたね?このごろばかに、ご機嫌じゃないか」
永年連れ添った夫に何気なく問われた姑は、
「アラ、そんなことありませんわ」
と恥じらった。
そしてその場を取り繕うように、最近この村で知り合いができたのといった。
田舎だと思ってばかにしていたけれど、とてもいいところですね、ここにきてよかったわ・・・とつづけた。

「あなた、ちょっと習いごとにいってくるわね」
「あなた、ちょっとお友だちに会って来るわ」
嫁と姑はいつになく仲良く、小ぎれいな装いを身にまとい、ふたり肩を並べて出かけてゆく。
情婦たちのために装ったスーツ姿にワンピース姿を、夫たちは眩し気にしながら送り出していった。
「どうした?やけに楽しそうじゃないか」
と夫たちに訊かれると、
「アラ、そんなことないわ、ただの習いごとよ、エヘヘ」
「そうそう、私もただの会合よ、ウフフ」
日ごろ折り合いの良くなかったはずの嫁と姑が、にこやかに笑み合いながら出かけてゆく後ろ姿を、
夫たちはいつまでも見送っていた。

「よかったですね、父さん。母さんが吸血鬼に気に入ってもらえて」
「お前こそ、よかったのか?治子さんをあいつらに喰わせてしまって」
「エエ、治子があんなに気に入ってもらえてよかったです」
「村に棲みつく条件だったからな、妻を彼らに縁づけるのは」
「ところでどうしましょう?二人にはまだ、だまっていましょうか?」
「そうだね、そのほうが賢明だろう。母さんも潔癖な人だから、我々に売られたときいたら少しはご機嫌斜めになるだろうし」
「そうですね、うちにしてももう少し親密になるまでだまっていたほうが、よけいに感謝されそうですし」
男2人はウフフと笑い合い、お互いの妻が折り目正しく脚に通したパンストが、情夫たちを悦ばせるためだと知り抜いていた。


あとがき
夫たちに隠れて吸血鬼との情事に耽る妻たち。
そんな妻たちを裏で隠れて吸血鬼に取り持っていた夫たち。
秘密を抱えた同士というのは、どことなく居心地が良いような、良くないような・・・(笑)
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