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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

みすみす

2019年04月08日(Mon) 07:44:54

つきあっている人がいるんです。
まだ処女だけど、初めての体験はそのひとと済ませます。
私、こんな女ですけど・・・それでも結婚してくれるんですか?

そんな風変わりなことを告げたお見合い相手に、ぼくはすっかり虜になっていた。

彼女は予告どおり、交際していた男性と婚前交渉を済ませて、ぼくのところに嫁いできた。
そして時折実家に戻っては、実の父親にまで抱かれていた。
彼女の兄ふたりも、結婚前から妹の肉体を識っていた。
それでもそんなことはお互い口にせずに、ぼくたちは親戚づきあいをつづけていた。

妻が近親相姦を遂げている。
嫁入り前から自分の父親や兄を識っている。
そうと知りながらぼくは彼女と結婚して、
自分の新妻が公然と耽る近親相姦を黙認している――

どうしてそんなことを、口にすることができるだろう?
けれどもあるとき義兄さんが、ぼくにいった。

カズ子にはいつも、満足させてもらっているよ。
あいつ、いい身体しているだろう?

ぼくは思わず、こたえていた。

――ぼくの家内、いい身体をしているでしょう?

義兄さんはそれ以上なにも言わなかったが、くすぐったそうに笑った。
ぼくも、くすぐったそうに笑い返していた。
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