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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

Love affair

2019年04月15日(Mon) 07:51:12

たんなる捕食や殺人として吸血するやつらも、もちろんいる。
だがわしが人を襲うとき、その行為はlove affair(情事)であるようにと思っている。
だからあんたの息子さんを襲ったときも、love affairだったのだ。
そして息子さんはわしの好意に応えてくれて、
長い靴下を履いた脚を咬みたがっているわしのために、
わしと逢うときはいつも、紺のハイソックスを履いてきてくれた。
これは立派な、love affairではないか?
恋するものはだれでも、相手の好みに合わせて装うものだからな。
同性だからと言って、恋愛が成立しないとは言い切れないだろう?

そ・・・それはたしかにそうかも・・・
わたしはこたえた。
ことの是非は別として、だ。!と、つけ加えることを忘れずに。

息子さんとわしとの仲を、賢明な奥方はすぐに感づいた。
当然だ。
息子が毎日のように、咬み痕のあるハイソックスを履いて帰って来るのだからな。
そしてわし達の逢瀬を、見つけてしまった。
脂の乗り切った人妻を、わしがどうしてそのまま見過ごしにするだろうか?
そう、その晩わしは、奥方の生き血もたっぷりと、おすそ分けに与った。
母親と息子の生き血が、親子ながら渇いたわしの喉を潤したのだ。。
もちろん奥方とは、その場でlove affairを遂げた。
魅力的なご婦人に迫らないのは、失礼に当たるからな。
そして奥方は、わしに恥を掻かせることなく、夫しか識らない身体を開いてくださった。
奥方の名誉のために言う――彼女は夫しか識らない貞女だった。
そしてその無防備な股間を奥底まで味わったあと、身体の隅々にまで、わしの毒液をしみ込ませてやった。
もちろんこれも、love affairといえるだろうな?

もちろん・・・そうだろう・・・
わたしはしかたなく、こたえた。
ことの是非は別としてだ、あくまでも・・・

ところで、だ。
いまわしは、あんたの血を吸っている。
目のくらむような貧血だろう?だいじょうぶか?あしたはなんの予定もないのだったな?
なに、週末はずっとぐったりしているんだと、奥方から聞いて知っておる。

たしかに男はわたしを組み伏せたうえでほくそ笑みながら獲物の自慢をつづけ、
時折これ見よがしにと、吸い取ったばかりのわたしの血をたらたらとしたたらせて、
わたしのワイシャツの胸に、ほとびを拡げていったのだった。

これも、love affairだとでも、いいたいのかね?
言葉を途切らせながら問うわたしに、
ああ、そうだ。もちろんそうだ。
男はそう言って、むき出しの股間をわたしの腰に圧しつけて、
妻と息子とを辱めた勁(つよ)い一物で、わたしの股間をこともなげに貫いた。
――妻と息子が堕ちた理由(わけ)を、わたしは一瞬で理解した。
わたしたちのlove affairを、二対の眼(まなこ)が、間近な物陰から息を詰めて見守っているのを感じながらも、
わたしは恥を忘れて呻き仰け反って、自分が快感の坩堝(るつぼ)に達してしまったことを、態度で示してしまっていた。
いままでの家長権が崩壊するのをありありと感じながら、
同性の魔物の誘惑に屈していく自分を、どうすることもできなくなっていた。

・・・・・・。
・・・・・・。

二日後のこと。
勤め帰りのわたしは、背後からひたひたと迫って来る足音を感じていた。
あの公園の前まで来ると、わたしは家路を外れて公園のなかに入っていった。
公園のいちばん奥にあるベンチに腰かけると、男は正体もあらわにわたしのまえに立ちはだかった。
奥方も息子さんも、家で寝(やす)んでいると彼は告げた。
ふたりを勤め先と学校に送り出したあと、奥方をエプロン姿のまま追いかけまわして首すじを咬んだのだと、
男は楽しそうにいった。
それからワンピースの裾を腰までたくし上げて、肌色のストッキングもろとも太ももをなん度も咬んで採血を愉しんで、
妻がぐったりとしてしまうとやおらワンピースを引き裂いて、お昼過ぎまで犯しつづけたのだと。
なにかを予感して、息子は学校をさぼって家に戻って来た。
そして、通学用の紺のハイソックスを履いた脚を差し伸べて、気の済むまで咬み破らせてやった。
母子を代わる代わる抱きながらlove affairをくり返して、わたしの帰宅を待っていた・・・というのだった。

わたしは、会社に三日間の休暇届を申請してきたと彼に伝えた。
そしておもむろに、スラックスをたくし上げてゆく――
出勤前の身づくろいのとき妻が出してくれた長い靴下に覆われた脛に、男は露骨に目を輝かせた。
真新しい長靴下が、見るかげもなく咬み破られながら徐々にずり落ちてゆくのを、わたしは面白そうに見つめつづけた。
失血で薄ぼんやりとなったわたしは、スラックスを脱がされて太ももがそらぞらしい外気に触れるのを覚え、
逞しい猿臂が蛇のように絡みつけられ、
どす黒く熱した股間の一物がわたしの腰の奥へと侵入するのを感じた。

妻や息子の股間を濡らした粘液が自分のなかに満ちるのを、どうして嬉しそうに反応してしまったのか?
もはやそんなことは、どうでもよかった。
彼らだっておなじことではなかったか?
公園を取り囲むご近所のカーテンのすき間から覗く好奇の視線を、感じずにはいられなかった。
彼らだって、同じ運命に身を浸しているではないか?
夜更けの公園で、わたしは随喜の声を洩らしながら、彼の征服を受け入れていった――
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