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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

妻の脚も、捨てたものではない。

2019年04月18日(Thu) 07:24:12

法事に招ばれるようになってから。
村の人たちとの交際は、いやがうえにも深まった。
週末はいつも夫婦連れだって、村の法事に参列するのが、習慣になっていた。

見慣れた妻の太い脚が、黒のストッキングに包まれて、わたしの半歩まえ、歩みを進めていく。
妻の脚も、捨てたものではない。
そんなふうに思えるようになったのは、この村の法事に参列するようになってからのことだった。

あのう。
遠慮がちに声をかけてきた年配の男に、妻はにこやかに振り返る。
なにか御用でしょうか。
問う妻に、男はもじもじとしながら、いった。

おみ脚をちょっとだけ、拝ませてもらいてぇんだが。
旦那さんも、ええかね?

ええですよ、と、わたしは応え、妻をかえりみた。
妻もまた、どうぞとひと言囁いて、黒のストッキングの脚を半歩まえに差し伸べてゆく。
男の意地汚い唇が、ストッキングのうえからなすりつけられるのを、妻は面白そうに見おろしていて、
そんな妻のことをわたしもまた、魅入られたように見守ってゆく。

妻は足許を染める礼装を、惜しげもなくむしり取らせていった。
陽の光があからさまに照らす寺の庭先で、妻は犯された。
ストッキングを剥ぎおろされた太ももを、眩しくさらけ出しながら。

劣情を満足させた年配男は、しまりのない笑みを満面にたたえ、とても嬉しそうに寺を後にした。
庭先で犯されるのは、いちばん最低のあしらいなんだって。
妻は愉しげに、村のしきたりをわたしに語る
その妻と歩調を合わせ、わたしも愉しげに、
夫婦でするときよりも色っぽかったね、あたりまえじゃない、と、
おバカなやり取りを愉しみながら、寺を後にする。
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