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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

余韻

2019年06月01日(Sat) 16:19:55

夕陽のなかのラブ・シーンは、ふたたび生々しいまぐわいへと変わっていた。
長い長い口づけを終えると彼女は、
お仏間で報告しなくちゃね。
そういうと俺の手を引くようにお仏壇の前へと俺をいざない、
すすんでブラウスのボタンを二つ三つはずした。

このひとの未亡人として、貴男に抱かれるわ。
そのほうがこのひとも寂しくないだろうし、
貴男も娘に平気で手を出すことができる。
あたしと貴男との関係が、義母と娘婿になってもかまわない。
でもほんのしばらくは、あたしだけのあなたでいて。
どうしても若い子を抱きたくなったら、
あたし、あの子の制服を借りて、あの子の身代わりになって抱かれてあげる――

あんたの足許には、ストッキングのほうがお似合いだ。
勤務中の白いやつも。
旦那を弔う気分のときの、黒いのも――

俺はそういいながら彼女をご主人の写真のまえで抱きすくめ、
唇を吸い、うなじを吸い、胸元をまさぐって、股間に臆面もなく手をすべらせた。
彼女も俺の求めに応えるように、
夫の写真のまえで身体を開き、あえぎ声もあらわに、乱れていった。

あなた、視て、視て。御覧になって――と、くり返しながら。
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