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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

タイミング ~娘・加代子のつぶやき~

2019年06月06日(Thu) 07:04:35

どういうわけか、タイミングが良いのよね――
母さんはあのひとのことをそういうと、
そうなのよ、どういうわけか断りにくいときに来るんだから――
私もあのひとのことをそういった。
夜勤で疲れて帰ってきた母さんのことは、決して襲わない。
つぎの日が非番だというときには、したたかに吸いまくるし、犯しまくってしまう。
(あらいやだ、嫁入り前の娘のいうことではないですね・・・)
私のときも、中間テストの前だからと、気を使ってくれた。
そのくせ、部活の練習試合で勝ってハイになって戻ってきたときには、
制服姿のまま組み敷かれて、首すじを吸われ、ハイソックスを血浸しにされた。
もう・・・ってふくれ面をしながらも、もう一足・・・ってねだられたリクエストにお応えして、履き替えてしまった私も私なのだけど。

彼が断わりにくい時を選んでいるということは。
きっと、衝動をこらえてガマンするときも多いということだ。
自分だけの都合で動かないところに、人間の男どもに見習ってほしいくらいのマナーの良さを感じていた。
こんどはこちらが気を遣う番だとふと思って、
そんなことを思ってしまった自分を、ばかみたい、と思った。
けれどもやっぱり、母さんも私も、気を使ってしまう。
珍しく白衣を着ることをねだられた母さんは、ナースキャップまで着けて完全武装で彼に抱きすくめられていったし、
私は私で、母の夜勤中、試験勉強中に禁欲してくれたあのひとの部屋に出向いて行って、
ストレス解消したいのといって、制服姿を襲わせていた。

きっと――
彼は私が断わらないタイミングで、私の純潔を獲ようとするのだろう。
そして私もきっと、もしかするとそういうタイミングのときではなかったとしても、
望みのものをすすんで、彼に与えようとしてしまうのだろう。
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