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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

目のまえで 狙われて・・・

2006年07月24日(Mon) 00:21:42

人妻と、遊んでみないか?
悪友の囁きに乗って出かけた夜更けのこと。
待ち合わせ場所は、近在の空き家。
夜ともなると、あたりを照らすのは古びた街灯だけのなか。
暗がりだから、誰にも分からないよ。
そんな囁きに、まるで悪童のころに戻って。
そわそわと出かけていった。

約束の場所には、着飾った人妻がふたり。
薄闇を通して、さだかには見えないまでも。
ほとんど同年輩の、甲乙つけがたい女たち。
どこん家(ち)の女房かは、このさいせんさくなしだぜ?
ヤツがそういうくらいに、付き合いの濃い田舎の村だった。
それでも得意げにフフン・・・と笑んで。
ーーどうだい、なかなかの獲物だろ?
獲物。その言葉が夜のオオカミの心をちくりと刺激する。
女たち・・・いや獲物たちは、思い思いにポーズを取る。
そそるように、しなをつくって。
脚をくねらせ、身をしならせて。
ハッとした。
女のひとりは、女房だ。
あいつ、オレに気がついていないのか?
わかっていて、振る舞っているのか?
そんなオレをあざ笑うように。
ヤツはおごそかに、いいわたした。
ーーオレは、青いワンピースのほうをモノにする。
いつも見慣れた、女房の外出着。
こざっぱりと身にまとった衣裳をひけらかすように。
娼婦はすすんで、ヤツの腕のなか、抱きすくめられてゆく。

あっ・・・うふっ。オォォ・・・ッ・・・
崩れかけた壁から洩れる、月明かりに照らされて。
女房はまるでオレを無視して。
ヤツの逞しい肢体と格闘している。
オレはもうひとりの女の、ピンク色の衣裳を剥ぐと。
まるで女房への不埒な振る舞いに仕返しするみたいに、
ヤツの真横でぐいぐいと、
スカートの奥に吶喊をつづけている。
ヤツは、くすくす笑んでいる。
とうにわかっている。
オレが犯しているのが、ヤツの嫁だということを。


あとがき
仕掛けられたスワッピング。
悪友氏は、どうやらなかなかの手だれのようです。
親友の愛妻を篭絡したかわり。
夫同様手練手管にたけているその妻を差し出して。
もう、文句など言わせずに。
これからも情を交わしつづけるこんたんなのでしょうか?
ちょっとワルなお話。一夜明けたあと、この夫婦はどんなやり取りをするのでしょうか。。。
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