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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

お隣のご夫婦の後日談 または、”ピュア”だった過去

2019年09月17日(Tue) 07:55:31

パパには、仲良しの小父さんが5人います。
5人はいつも連れだってうちに遊びに来るので、小さいころからの仲良しです。
さいしょのうちはみんなでリビングに集まって、楽しくおしゃべりをするのですが、
そのうちにパパとママは寝室に姿を消して、小父さんたちはかわるがわる、ママと仲良くするんです。
そんなママのことを、パパは好きなお酒を片手に笑って見守っているし、
ぼくとも交代で遊んでくれるので、悪い気はしません。
それがいけない行為だとわかったのは、だいぶたってからのことです。
それがいけない行為だとわかった後も、ぼくは思うんです。
小父さんたちとは、「いけない行為」を許し合っているほど仲良しなんだって。
ぼくが大人になってお嫁さんをもらったら、ママと同じように、仲よくしてもらいたいと思います。
早く大人になりたいです。


子どもの作文は、怖いですね。
隣のご主人は、そういった。
初めて奥さんを捧げた動機は、子宝が欲しかったから。
望み通り子供を得て、産んで育てて、子供が育ったころ、ご夫婦には不思議な願望が芽生えていた。
もういちど、あのひとたちと結ばれたい。愉しみたい。
衝動のままに受話器を取って、彼らがなだれ込んでくるのに、30分とかからなかった。
PTA帰りのきちっとしたスーツを剥ぎ取られてゆく妻に、ここまで昂奮するとは思わなかった――
ご主人は、初体験の告白を私にしたときと同じ恥ずかしそうな口調で、そう告げる。

昔はピュアだった。
そう語る人たちの多くは、ピュアな過去が善でそうではない今を悪だと決めつけることは少ない。
息苦しいほどピュアだったお隣のご夫婦は、どうやら一線を越えてしまったらしい。
そして、一線を越えたことを必ずしも忌んではおらず、むしろ悦んでいるらしい。
次の世代にまで影響を与えつつあることをすら、むしろ悦んでいるらしい。
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3連作。

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