淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
色気を求める吸血鬼
2019年09月28日(Sat) 08:33:35
吸血鬼が独身の男を襲った。
男は彼の言うなりになって、血を吸われた。
男ひとりでは色気がないなと吸血鬼が言った。
男は自分の母親を紹介した。
母親は五十過ぎだが、女盛りだった。
吸血鬼は、男の母親に満足しながらも言った。
もう少し色気が欲しいなと。
男は吸血鬼に若い女の血を吸わせるために結婚した。
吸血鬼は、男のフィアンセをたらし込み、処女の生き血を愉しんで、そのうえで若妻の貞操まで玩んだ。
吸血鬼は男の妻の貞操に満足しながらも言った。
もう少し色気が欲しいなと。
男は吸血鬼の気持ちをそそるため妻や母親の洋服を借りて女装した。
吸血鬼ははじめて満足した。
男の妻は私の貞操が無駄に汚されたと苦情を言い、
母親もお父さんに顔向けできないじゃないのと苦情を言った。
父親は寛大な男で、わたしは家内の浮気をそれなりに愉しんでるよと笑い、
男も新妻の浮気を面白がっていた。
結局女たちは、男の女装ぶりの良さをしぶしぶ認めて、自分たちも浮気を愉しむようになった。
あとがき
9月27日 4:37脱稿
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