淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
ストッキング地の靴下の夫婦
2019年09月28日(Sat) 09:29:10
濃紺のストッキングがたまらなく好きな吸血鬼がいた。
彼は好んで人妻を襲い、脚にまとわれたストッキングを咬み破りながら。生き血を吸った。
ある家庭に侵入したとき、誤ってご主人の血を吸ってしまった。
彼もまた、濃紺のストッキング地の、紳士用ハイソックスを好んで穿いていたためである。
気に入りの靴下を破かれたご主人は立腹したが、吸血鬼の毒に侵されてしまい、
なおも咬みついてくる吸血鬼に、靴下をブチブチと破かせて、血を吸うのを許してしまった。
同じ色のストッキングを穿いていた妻をも目の前で襲われてしまうのも、夢見心地で許してしまい、
自身の妻がドラキュラ映画のヒロインを演じるのをたんのうするはめに遭った。
ご主人は以前から不倫の関係だったふたりの仲を許して、お揃いの色のストッキングを穿いて吸血鬼をもてなすようななった。
あとがき
ちょっと読んだだけだとわかりにくいので、時系列に描いてみます。
さいしょに吸血鬼が妻を犯して、不倫の関係を結んだ。
妻は吸血鬼のために、彼の好んでいる濃紺のストッキングを穿くようになった。
吸血鬼は妻の生き血を求めて家にさまよい込んで、濃紺のストッキングのふくらはぎを咬むが、
夫の脚を妻のそれと取り違えて咬んでしまった。
夫は妻の浮気相手に生き血を吸われたが、吸血鬼の毒に侵されて、相手の欲望を許してしまった。
妻の情事を目の当たりにさせられながらも、夫はふたりの交際を許して、
おそろいで濃紺のストッキングを脚に通して咬ませるようになった。
9月27日6:25 脱稿
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