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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸血鬼たちの”前世”

2019年10月06日(Sun) 08:04:34

自身も首すじから血を流している吸血鬼――見かけたことはありませんか?
そういうシーンを目にするとき、決まって想像するのは、
「彼(彼女)が人間だった時には、どんなふうに襲われたのだろう?」
という点です。

もともと彼(彼女)は人間だったはず。
そして喪われた血液を再びわが身にめぐらせるため、今度は夜な夜な血を求めて徘徊するように――

かつて人間だったとき、どんな想いで血を吸われたのか。
いま吸血鬼となって人間を襲っているとき、どんな想いで相手を愉しんでしまっているのか。
そしてそのとき襲われている彼(彼女)は、どんな想いで血を吸い取られていったのか。

”想い”と”想い”とが交錯する瞬間。
そういうものを描いてみたいと、非常にしばしば思います。
「これぞ!」と思えるものはまだ、描けておりませんが。。。

え?
襲うときには獣になっていて、相手のことなんか考えていない?
もちろん、そういうお話のほうが多いのです。
ココでは、襲うほうと襲われるほうとが、お互いコミュニケーションをとりながら、
襲ったり襲われたりしますので・・・(笑)
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