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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

前作のかいせつというか独り言というか。

2019年10月18日(Fri) 11:41:45

人さまの作品に触発されて描くことは、めったにありません。
作品というものにはそれぞれ強烈な主張や個性があるので、
真似ようとすればそれに引きずられるか、それ以下のものにしかならないケースが多いと思います。
二次創作で成功している人って、本当にすごいと思います。

またそもそもが、柏木ワールドと似たような空間を描いている作品というのは、私の知る限りでは皆無だと思います。
(pixivにいらっしゃる霧夜さまは、時おり柏木ワールドを二次元世界にしてくださいます。まあなんとありがたい♪)

まあそういう意味では良くも悪くも弊ブログのオリジナリティは高いのですが、
それでもやっぱり、なにかに触発されて描くということが、まったくないわけではありません。
それはふと耳にした、たった一言の言い回しだったり、ふと目にしたドラマのワンシーンである という意味では、
やはり創作というものが何物かからの影響力から全く自由であるとは言えないと思います。
もちろん、すべてを換骨奪胎してしまって、まったくの柏木ワールドに作り替えちゃうのは、いつものことですが。


先ほどあっぷをした下記のお話は、比較的人さまの作品に触発された度合いが大きいかもしれません。
それは、先日初めて目にした、↓のドラマです。

「中央流沙」
https://www.youtube.com/watch?v=RDAU2JuSnu4&t=66s
(この大作と私の描いたヘンなお話とは本来なんの関係もございませんので、原作者のお名前等詳細はリンク先をたどってみてください)

以下は多少のネタバレを含みますが、
官庁の汚職にまつわる疑惑を黒々しく描いた、この作家さんとしては珍しくバッド・エンドに近いストーリーです。
ドラマだけがそうなのか?と思ったら、どうやら原作もそうらしい。ちょっと意外でした。

特に巨悪に巻き込まれ自殺に見せかけて殺害された役人の妻のひょう変ぶりには、ちょっとぞくっと来るものを感じます。
いかにも質素な暮らしぶりの嘆きの未亡人が一転して、
自分の夫を罠にかけたかもしれない、年老いた巨悪の親玉と、おそらくそれとは知らず寄り添うようにして官庁に現れるというシーン。
身に着けた真っ赤なスーツに、セットしなおした艶々した黒髪に、
二人の関係を連想させる何かがあると感じるのは、決して読み過ぎではないはず。
未亡人の暮らし向きも、息子の成績もよくなり、そこだけは遺影の中の人の希望どおりには、いちおうなっている。
先ほどバッド・エンドと描きましたが、見方によっては不思議にハッピーエンドにもなっている。
巨悪が一人の人間の人生を呑み込んだあともまた、今までと同じ日常が、なにもなかったかのようにくり返されてゆく というあたりは、柏木としてもツボでした。

私のお話のほうはというと、このドラマの社会性というものには一切目をつぶり、ひたすら未亡人の行く末だけに狙いを定めています。
まあいつものパターンといえばそうなのですが、夫が一時的にしても吸い殺されてしまうというのは、柏木ワールドでは異色かもしれません。
ここは、「夫を殺したかもしれない男と萌えちゃう♪」というプロットを、しっかり頂戴しました。^^

ドラマでは、くだんの未亡人は、一連の疑惑がもみ消されたことを、
「でも容疑は晴れたんでしょう?捜査は中止なんだから」
と、他人ごとのようにたったひと言で片づけてしまっています。
亡き夫を軽んじているわけでは決してないのですが、完全にアチラ側に取り込まれてしまっている。
ゾクッと来るくらい不気味なものを感じさせる場面です。
この辺りは、実際には彼女は事件の真相を知らないわけですから、
ある程度状況を理解したうえで吸血鬼の愛人となってゆく市間々和代とは似て非なる展開というべきでしょうか。

柏木オリジナルとしては、
ヒロインである人妻に黒のストッキングを穿かせる(喪服をまとわせる)というそれだけのためにダンナを殺める――という、
本末転倒過ぎるやり口にも、吸血鬼のフェチぶりを込めてみました。
物堅いご夫婦は、妻の、ないし自身の浮気を現実なものとして考えることができません。
そんな彼らを夫婦ながら堕とすには、ご主人にはいったん消えてもらい、奥さんを未亡人にしたうえでイタダいて、
あきらめがついた?ないし納得がいった?時点でご主人を生き返らせて、
不倫女房と寝取られ亭主のカップルに作り直す・・・というストーリーです。
情事の時に裂かれた服をお布施がわりにする という上流婦人たちのくだりも、ちょっとこだわって挿入してみました。

隣室の奥さんを巻き込んでしまうお話もまた、柏木ワールドならでは?のオリジナルです。
この奥さんも、実はドラマに登場しています。
やはり質素で物堅いこちらのご夫婦の名誉のために言い添えると、ドラマではもちろんこんなことにはなりません。
ただしドラマでは、ご主人も一連の疑獄事件に巻き込まれかかるので、
へたをすれば殺害された隣室のあるじの二の舞い、
奥さんも巨悪の二号か三号にされてしまう危険性を孕んでいたのは確かだと思いますが。

ドラマの話と柏木ワールドと、話題が行ったり来たりの読みづらい文章になってしまいましたが、
さいごにひと言言い添えると、柏木が視たドラマは、昭和版です。
家のなかでもスカートを着けている主婦、ハイソックスをひざ小僧まで伸ばして履いている女の子、
そんな端々の情景が、それ以降のものとは比べものにならないくらいの奥深い風情を添えているように感じます。
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