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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

身代わりになった姑

2019年10月21日(Mon) 06:50:03

あなたももう、気が済んだでしょう?
息子をたぶらかして、息子の彼女に手を出して。
お前の恋人の身持ちを確かめてやる、とかいって、処女の生き血をたっぷりと愉しんで。
お式の直前に美香さんの処女まで奪ってしまったのは、どうかと思うわ。
息子はあなたに、処女の生き血を一滴でも多く吸わせてあげようとして、ガマンしていたんですもの・・・

あなたもあなたよ?
美香さんが犯されるの、指をくわえて視ていたんですって?
自分の識らない処で奪われるよりも、いっしょにいながら見届けたから、まだ満足だなんて。
あなたやっぱり、おかしいわ。
でも夫婦のことですから、そこまで口は出しません。
でもね、ひとつだけお願いがあるの。
一人で良いから、あなたたち夫婦の子どもを作って頂戴。
その代わり――そのあいだはわたくしが、この方のお相手をしますから。

そんなに自信はないのよ。
だって母さん、お父さんのことしか識らないんですもの。
ただ、こちらのかたは身持ちの堅いご婦人の血を好まれるとか。
それなら母さん、好みに添えると思うわ。
お父さんには母さんから話しておきます。
嫁の身代わりということだったら、長年連れ添った妻を犯されても、我慢できると思うから――

このご年配の礼儀正しいご婦人ならば、いちいち頼まずとも脚に通してきてくれると思っていたよ。
吸血鬼は満足そうに、まだ若さを宿した姑の顔を覗き込んだ。
今夜の”新婦”はちょっと羞ずかしそうに、目を背ける。
ひざ下丈のスーツのすそから控えめに覗いたふくらはぎは、真新しい肌色のナイロンストッキングに、優雅に包まれていた。


婦人のたしなみとして姑が脚に通してきたストッキングは、ふるいつけられた舌にいたぶり抜かれ、唾液にまみれた。
そして、20年以上守り抜かれた貞操は、恥知らずな性欲に蹂躙されて、汚辱にまみれた。
身持ちの堅い人妻だった女は、新床のうえ、思ってもみなかった歓びを覚え込まされていた。


十数年後。
若妻は三十半ばの、熟れた女になっていた。


母さん、もう二人の仲を邪魔したりしないわ。
お好きなようにお付き合いすると良いわ。
ケンイチだって、それを望んでいるのだから。
せいぜい火遊びを楽しんでくださいね。
そして、この●●家の名誉を泥まみれにして頂戴ね。

でも母さんも、引き続きこの方のお相手することにしたわ。
父さんが言ってくれたの。
少しでも若いうちに、血を愉しんでもらうといいだろうって。
これからは若い嫁の身代わりではなくて、恋人の一人として愛してもらえることを、ぼくの望んでいるからって。
あのひとも。
私が抱かれているのをのぞき見して、すこし若返ったみたいだから・・・
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