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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸血学園のPTA 2

2019年12月02日(Mon) 07:00:42

「奥さんのふしだらが許せなくなったら、いつでもわしの頬をはたいて、それから奥さんを家から追い出してくれ。」
わしが一生面倒を見るから。
PTAの会合で。
着飾ったお母さんを教室で抱いた吸血鬼が、あるご主人にそういった。
「いや、それには及びませんよ」
ご主人はにこやかにそう応えた。
10分前まで自分の妻が、目のまえの男に組み敷かれてひーひー言わされていたなど、微塵も感じさせない穏やかな物腰だった。
「惚れ直しましたから」
傍らで奥さんが、うっとりとした目でご主人を見上げる。
「私も、惚れ直しました」
「いやいや、ご馳走様・・・」
吸血鬼はやんわりと引き下がる。
夫は妻のあで姿に。
妻は夫の寛大さに。
どちらもべつべつの理由で、惚れ直してしまったらしい。
「ふしだらな奥さんに、助平なダンナだ。罰として今度は、立たされ坊主を1時間から2時間に延長してさしあげようか」
心のなかで呟いたけれど。
ご主人はきっと、もっと長い時間でも愉しんでしまうに違いない。
「子どもたちには、ナイショですよ」
別れ際も、ご主人は笑って手を振ってくれた。
まるで、ごく親しい友達との別れを惜しむように。
だいじょうぶ。
きみらの娘さんも息子さんも、まくれたスカートやずり落ちたハイソックスを直しながら、同じことを言っている。
「親には絶対、ナイショだからね♪」


あとがき
前作に触発された描きおろし。
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