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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

処女の生き血に飢えている。

2019年12月09日(Mon) 06:24:08

処女の生き血が吸いたくなった。
クラスの子をおおっぴらに襲うわけにはいかないし、
遠くに棲んでいる従姉とはお正月か法事のときくらいしか顔を合わせない。
手っ取り早く処女の生き血を吸うには、妹に限る!
そう思ったとたん、隣の勉強部屋へと直行していた。
学校帰りの妹は、まだ制服姿。
濃紺のスカートのすそから覗く薄黒いストッキング姿が、妙にそそった。
抑えつけて首すじを咬んで、チュウッと吸った。
・・・・・・処女じゃなかった。
・・・・・・思いきり凹んだ。
妹は妹で、おっかない顔をして俺を見ている。
この街の吸血鬼が、処女ではない女の血を吸った後、なにをするのか知っていたから。
「・・・・・・どうするの?近親相姦になっちゃうよ?」
恐る恐る訊いてくる妹の怯えた顔が、さらにそそった。
俺は有無を言わさず、妹を組み敷いていた。

初めての感覚がどうだとか、わかったものじゃなかった。
女の子を犯すのは、初めてだったから。
妹にしたって、俺にしたって、経験豊富というわけではない。
兄を相手のセックスを、俺の両肩にしがみつくようにして、ひたすら耐えた。
「良いとか悪いとか、ぜんぜんわからなかった」
あとで妹は、俺にそう告げたものだが――正直な感想というものだろう。
それでも俺は、なん度も妹を犯していた。
昂奮したというよりも、悔しかったほうが大きかった。
そういうセックスはよくないと、そのときしんそこ思ったから。
以後セックスをするときには、自分も愉しみ相手も愉しませることにしている。

とにかく妹とは、こんなふうに期せずしてねんごろな関係になった。
お袋は二人の関係にすぐ気づいて、
「佐代子ちゃんを犯すのはよしなさい」
といって、自分が身代わりになろうとした。
二度目の近親相姦に、さすがの俺もたじろいだけど――
やはり衝動には勝てなかった。
俺はお袋の生き血を吸って、そのうえ吸血鬼の習性まで発動してしまった。
「最初のころは、乱暴なだけで良くなかったわよ」
だいぶ関係を重ねたあとでお袋がそういったのは、思いやりというものだろう。
それを言われたのは、回を重ねた末にお袋が、本気で声を洩らすようになったころのことだった。

お袋には悪かったけど、それからも妹との関係はひそかに続いた。
お互いに衝動をこらえ切れなかったからだ。
いや・・・こらえ切れなかったのは、俺のほうだけだったはず。
少なくとも最初のうちは。
「彼氏に悪いよ」
といって、妹は時々抱かれながら泣いた。
けれども一度肌を重ね合わせてしまうと、男女の関係になるものだ。
しらふのとき(吸血衝動のないとき)には、仲の好い兄妹だったし、
こういう関係になってからも、それは変わらなかった。
お袋も二人の関係が続いているのに薄々気づいていたけれど、もうなにも言わなかった。
守り通してきた操を無駄に捨てさせてしまったことを、俺はちょっぴり後悔している。
けれども初めて覚えた熟れた身体の記憶を、俺はずっと大事に抱き続けるのだろう。

親父には、ある時期正直に話した。
さすがに罪悪感もあったから、殴られてもしょうがないと思った。
けれども親父は、「自分の息子を殴れるか」といっただけだった。
殴られることで罪ほろぼしをしようとする俺の姑息さを、見抜いていたのかもしれない。
「母さんや佐代子を抱くときには、すこしだけ思い出すと良い。どちらにもちゃんとした相手がいるということを忘れるな」
と、親父は不良息子を諭した。
殴られるよりもずっと、あとを引いた。
女への衝動をそうかんたんに乗り越えられないことを親父は知っていたから、
それ以上俺が自分の妻や娘を抱くことに、とやかく口にすることはなかった。
ヘンな形だったとしても、俺がふたりを愛していたことを、わかってくれていたのかもしれない。

妹の彼氏は、じつは俺の親友だった。
学校帰りの妹を家に誘って、部屋で話しているうちにむらむらと来てしまい、人目を避けて関係をつづけていたのだという。
「処女の生き血が欲しいのなら、うちの美香なんかどうかな?」
彼は俺を咎めるどころか、むしろそういって、俺のために処女の生き血を用意しようとさえしてくれた。
美香というのは、彼の妹のことだった。
吸血鬼に妹を襲わせてくれようとした好意はとてもうれしかったけれど――
俺は真っ暗な顔をして、首を横に振った。
だって、お前の妹、処女じゃないから。
俺が女にしちゃっているから。
「一発殴ってもいい?」
そういった親友は、むしろにやにやと笑っていた。
「お互いに妹を交換して、犯し合っていたんだな」
俺たちは、声をあげて笑っていた。
彼は妹のことをまじめに考えていてくれていて、将来は結婚したいといった。
俺はむろん、大歓迎だった。
「佐代子ちゃんはいい子だし、ご両親も寂しがるだろうから、時々里帰りさせるよと彼はいった。
「そのときは、血を吸ってもいいから」
と、薄っすらと笑っていった。
「そのときには、俺覗いてもいい?」
ふたりはもう一度、声をあげて笑った。

そういうわけで、俺はまだ、処女の生き血に飢えている。
だれか、良い人知りませんか・・・?
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