FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

密会を妨げるつもりが・・・

2019年12月11日(Wed) 07:45:51

妻が吸血鬼と密会していた。
現場を押さえて懲らしめてやろうと思った俺は、妻の服を着て夫婦の寝室で男を待ち受けた。
部屋に侵入してきた男は、俺を妻と勘違いして、首すじを咬もうとした。
必死で抗ったけれど、とうとう咬まれてしまった。
やつは、俺の血をとても美味そうに飲み味わった。
そして俺は、妻の服を着たまま、女として愛されてしまった。
途中でやつは、俺の正体に気づいたけれど、
女として愛することをやめようとはしなかった。
俺は女として愛し抜かれ、そして女になり切って、愛し返していた。

妻に接するのと同じ熱意をもって、やつは女装した俺を愛し抜いた。
やつがどれほど妻に恋しているか、俺は身をもって思い知った。
そして、ふたりの仲を許してやるしかないと実感した。
夫としての俺の利害や体面よりも。
彼に想いを遂げさせてやるほうが重要だと感じた。
なによりも。
利害を超えた好意には、好意でこたえるのが良いと感じた。

妻は俺が仲間に入ることを歓迎した。
むしろ、おおっぴらに不倫を愉しむことができることを悦んでいた。
これからは競争相手ね、と、妻はイタズラっぽく笑った。
秘密の不倫からぎごちなさが生じ始めていた夫婦の関係は、すっかり修復された。
終末の夜になると。
妻も俺も、思い思いの服で装って、吸血鬼のご入来を待ち受ける。
夫婦でストッキングの脚を並べるって、面白いよね。妻はそういって白い歯をみせた。
さきに俺が征服されて、放心状態の傍らで、今度は妻を愉しまれてしまう。
妻の随喜に、堪えていたほとびが、俺の股間を生温かく濡らす。
半脱ぎにされたストッキングの居心地の悪さを感じ合いながら、
夫婦でやつの劣情を、思うままに注ぎ込まれてゆく。

妻の悦びは、俺の歓び。

2019.12.9構想 本日脱稿
前の記事
遭遇。
次の記事
売春女学校  ――ホテルで春を売るときは、黒のストッキングを穿いてゆく。――

コメント

女性は・・・
男性と同じ悦びを味わうことはできません。

でも、男性は女性にとても近い悦びを
味わうことが出来るのでしょうね。

もちろん吸血鬼様の手腕のおかけでしょうけれど。

少しだけ男性が羨ましくなりました。
by 加納 祥子
URL
2019-12-15 日 11:41:40
編集
祥子さん
ご返事が遅くなりました。
このごろは、めっきり冷え込んできましたね。

染色体でいうと、女性はXX、男性はXY。
男性には女性にない遺伝子をもついっぽうで、女性と共通の遺伝子を抱えています。
ゆえに安定を欠いており、男性の方が脆弱なのだ・・・という説もあるようです。

性の歓びの多様さと染色体の相違とが、どこまで関係するのかはわかりませんが、
受け専門の男性は、もしかするとXの成分が大きいのかもしれません。

愛し方は多様でも、問題は愛の深さ・・・なのだろうと思いますけれど。
by 柏木
URL
2019-12-18 水 07:59:19
編集

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3912-93e80ede