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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

親友からのプレゼント。

2020年01月14日(Tue) 06:43:45

時おり達也から、吸血鬼を通じてプレゼントがある。
いつも紙製の袋に包まれていて、中を開くとスポーツ用のストッキングが一足、入っている。
達也が部活のときに履いている、試合用の濃いグリーンのストッキング。
口ゴムの近くに鮮やかに引かれた黄色のラインが、人目をひいた。
手渡されるストッキングはほぼ新品に近かったが、いちどや二度は達也の脚に通されたものだった。
達也はプレゼントを受け取ると、吸血鬼のまえでそれを脚に通し、餌食になってゆく。
若い血液をむしり取られてゆきながら、足許になん度も牙を刺し込まれるのを感じる。
チクチクとした程よい痛みが、保嗣のマゾヒスティックな気分に彩りを添えた。

こうして達也の履いていたストッキングをまといながら咬まれていると、
達也といっしょに咬まれているような錯覚を覚える。
それは保嗣にとって、幸福な錯覚だった。

試合の直前とか、吸われ過ぎて貧血を起こしたとき、保嗣は達也のストッキングを引き継いで脚に通し、
身代わりのように吸血鬼に咬まれてゆく。
ぼくといっしょに咬まれたかったのか。
身代わりのぼくを慰めようとしているのか。
それとも本当は、ぼくの身体を通して、自分が咬まれたかったのか。
どれもが本心なのだと思う。

文化部所属の保嗣にとって、グリーンのストッキングを履くことは、運動部の生徒の特権だった。
運動部の生徒しかおおっぴらに履くことのできないグリーンのストッキングを履いて吸血鬼の牙に侵されるとき。
彼は異常な昂りを感じた。
その昂りに身を弾ませながら、彼はひたすら、自身の体内をめぐっている若い血液を、惜しみなく捧げ尽くしていった。
親友のストッキングを身代わりに履いて、足許を辱め抜かれながら。
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脚と唇。
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