fc2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

タイツ、タイツ、タイツ

2020年09月12日(Sat) 09:01:25

長い靴下の脚を咬むのが好きな吸血鬼と、仲良くなった。
スポーツ用のライン入りのハイソックスを履いた脚を咬ませてやったら、
ストッキングを穿いたご婦人の脚を咬みたいとほざかれた。
それで彼女を呼び出して、黒タイツのふくらはぎを咬ませてやった。
さいしょは嫌がっていた彼女も、予想通りウットリとした顔つきになって、
穿いてきた真新しいタイツを、存分に破かせてしまった。

つぎにバレエをしている妹の、白タイツの脚を。
それからいつも地味ーな服装のお袋の、肌色のタイツの脚を。
少しイカレたいとこの、緑色のタイツの脚を。
さいごにしっかり者の伯母の、ねずみ色のタイツの脚を。

順繰り順繰りに、咬ませてやった。

やつは彼女と妹の身持ちの良さを保証してくれて、
イカレた従姉はわしで4人目だとほざきやがった。
そして地味ーなお袋は意外にも7人も経験していて、
しっかり者の伯母までも、お袋よりも多い11人だときかされた。

いまは四人の女たちは、そろいもそろって、申し合わせたようにして。
薄いスケスケの、黒のストッキングにふくらはぎを染めて、
順繰り順繰りに、吸血鬼のお邸にご機嫌伺い。

経験者の伯母と従姉とお袋は吸血鬼の愛人にされてしまって、
妹も黒のストッキングを引きずりおろされて、
まだ男を識らなかった彼女までも、
処女の生き血をたっぷり吸い取られたあと、モノにされてしまっていた。

父と伯父とは、お前のおかげで女房を寝取られたと、笑いながらぼくを責め、
ぼくはぼくで、婚約者の純潔を捧げた男の悲哀を自慢する。
きょうも四対の薄黒く濡れた脚線美が、ぼくの目線を誘惑しながら、
ひとり、またひとりと、吸血鬼の邸へと姿を沈めていった。
前の記事
四重唱(カルテット)
次の記事
写真の修行

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/4027-f4977cdb