淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
吸い取られてゆく少年の生き血。
2021年01月30日(Sat) 19:25:06
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
あっっ・・・!血を吸われてるッ!!
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
やっ、やめろ・・・ッ!
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
だ、誰かッ!助けてっ!
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
・・・・・・。
あァ、旨かった。
(貴志、わずかに顔をあげる)
まだ息があるようだな。
(貴志の頭を掴まえ再び首すじに食いつく)
助けてっ!生命だけは・・・っ・・・
もう少し楽しませろ。
大人しくすれば生命だけは助けてやる。
(こんどはハイソックスの上から脚を咬む)
あ・・・う・・・っ・・・
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、
どうだ、心地よいだろう?
え・・・ァ・・・ハイ・・・
もっと吸わせろ
ハ、ハイ、どうぞ・・・
ちゅうっ、・・・ちゅうっ、・・・
ゆっくり吸うんですね。
愉しんで吸っておるからな。
ハイソックスがお好きなんですか?
ああ、男女の分け隔てなく、愉しんでおる。
わかりました・・・お好きにどうぞ。
厚意に甘えるぞ。
(貴志の履いているハイソックスをべろでなぞり、波立ててゆく)
助けてくれるって約束してくれますよね?
どうしてそんなことを訊く?
ぼく・・・貴男にもっとぼくの血を愉しんでもらいたいから、そう言っているんです。
注:貴志が生還し得たのは、前話のとおり。
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