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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

二人の美しい人妻

2021年03月07日(Sun) 09:15:08

妻が吸血鬼に襲われたということは、
吸血鬼にとっては、貴重な生き血の供給先を得たということを意味する――
夫にとっては災難でも、彼らにとっては救いなのだ。

妻と母とが、吸血鬼の兄弟に狙われた。
最初に襲われたのは、妻だった。
相手の吸血鬼は、わたしの親友だった。
親友が獲物をゲットしたときいたら、きみは祝福してくれるかね?
そういわれてわたしは、とてもフクザツだった。
バーのカウンター席、彼の向こう側には妻が座り、
照れくさそうに申し訳なさそうに、こちらをみて笑っている。
その首すじにはくっきりと、ふたつの咬み痕が刻印されていた。
わたしはふたりの濃厚なキスを見せつけられて、
そのあとふたりがホテルへと足を向けるのを、咎めることさえ忘れてぼう然と見送った。

良き悪友である彼は、妻の血を吸い尽くすことはしなかった。
彼はわたしがするように、いやもっとしつように妻を愛し抜き、
気の強い妻はひと晩じゅうベッドのうえ、男の腕の中、
「奴隷になるわ、奴隷になるわ」
と、誓い続けていたという。
結局わたしは悪友の欲望成就を祝い、ふたりの関係を受け容れていた。


嫁の不貞を咎めだてしない姑はこの世にいない。
母の場合もそうだった。
けれども、たまたま不貞の現場を抑えた彼女を襲ったのは、
妻の不貞相手の兄だった。
兄貴は兄貴らしい貫録で母をあしらい、首すじに咬みついた。
無抵抗の婦人の悲痛なうめき声を、妻は楽しそうに聞き入っていたという。

母を襲った吸血鬼はストッキングフェチで、正装したご婦人を見かけると、
相手が五十六十であっても、つややかなストッキングで装われた足許に
好色な視線を投げかけてゆくという。
母は彼の期待通り、よそ行きのタイトスカートの下、薄地のストッキングを脚に通していた。
奥ゆかしく装った肌色のストッキングをチリチリと咬み破かれながら、
豊かなふくらはぎの肉づきを愉しまれながら、母は吸血されていった。

妻の不貞相手の兄貴は、兄貴らしい貫録で父と話をつけて、
父の名誉を守る代わりに母と交際する権利を勝ち得ていた。
彼の好みに合わせて黒のストッキングを脚に通すようになった母は、
神妙な顔つきで父に三つ指を突いて許しを請うと、
その目の前で情婦との濃厚なキスを交し合ったという。

理解のある夫ふたりは、ほろ苦い想いを胸に妻たちの服従の儀式を目の当たりにしながらも、
妻と情夫との交際を快く受け容れた。

こうして吸血鬼の兄弟は、二人の美しい人妻を、めでたくゲットしたのだった。
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コメント

薄地のストッキングって聞いただけで、血が湧きたってきます^^

本当の所、自分がその人妻になっちゃいたいんですよねーw(Mですね^^;)

by ゆい
URL
2021-03-10 水 21:08:37
編集
湧きたちますか?^^
湧きたつ貴女のうら若い血を、
薄地のストッキングの舌触りを愉しみながらチュウチュウと吸い取るのを、
やつはきっと楽しみにしていることでしょう。

わたしもゆいさんの生き血を吸い取る側にまわろうかな?
^^
それとも、ゆいさんの夫になって、
みすみす寝取られてしまうのをのぞき見する側にまわろうかな?
^^;
by 柏木
URL
2021-03-12 金 07:46:45
編集

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