淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
兄嫁を同伴して、乱交の宴に参加する。
2023年01月30日(Mon) 07:49:56
先生となれ初めてだいぶ経った頃。
兄が結婚しました。
お相手は、大学で知り合った都会育ちのお嬢さんです。
兄は24,義姉になる菜々恵さんも同い年でした。
僕の家では、「宴」に参加するのはもっぱら、僕の役目になっていました。
父にも兄にも、参加資格はありません。
特に父は、母の愛人が自宅に入り浸っているのに、母を寝取ったその男性と機嫌よく、酒を酌み交わしたりする人でした。
兄も、そうしたこの地域から離れたくて、いちどは家を出た人でした。
けれどもこの不景気のご時世ですから――父のあとを継ぐことになって、実家に戻ってきたのです。
もうこうなると、せっかくもらったお嫁さんは、ぼくの好餌 と言うことになります。
兄もそれを承知で、家に戻ってきたのです。
思春期のころから、母は父公認の愛人を家に囲っていました。
でもその母も、さいしょは気丈に抵抗したそうなのです。
そのありさまを密かに垣間見てしまったのが、兄だったのです。
着物をはだけながら、ふだんチラとも見せない肌身を露わにして犯されていった情景が、兄の脳裏に灼きついたのも、無理はありません。
それは兄にとって、大きなトラウマになってしまったのです。
自分の愛する女性がほかの男に蹂躙され、歓びを感じて屈従していってしまう――いつかそんな光景を自分のこととして再現しないか――兄はそんな夢想に取りつかれてしまったようでした。
「宴」の時期がめぐってきました。
結婚を控えていながら僕に処女を捧げた広野先生は、当時お婿さんと生活を始めたばかりでした。
そんなとき、兄は、「菜々恵を連れて行ってくれ」と、僕に頼み込んできたのです。
すべて言い含められていららしく、菜々恵さんは兄の後ろに黙って控えていて、羞じらうように俯いていました。
ふたりの間にまだ子供はいませんでした。
「跡継ぎの嫁をこういうことに出すのはねぇ」と、さすがの母も逡巡している様子でした。
兄は僕に言いました。
「菜々恵のことはお前に任せる。できればお前の手で、菜々恵をこの土地の女にしてやって欲しい。
でもどうか、俺から菜々恵を奪わないで欲しい。身勝手なお願いだとは思うが、菜々恵がお前に愛されても、俺の妻のままでいて欲しいのだ」
兄の気持ちは、よくわかりました。
それに、菜々恵さんを兄嫁のまま抱き続けるという兄の提案に、そそられるものを感じました。
僕自身、菜々恵さんに惹かれていたのです。
菜々恵さんは都会のお嬢さんらしい派手さはなく、むしろ楚々としていて控えめな若妻でした。
僕の手で、兄嫁である菜々恵さんを開花させる。
なんとありがたい申し出でしょうか。
生まれてこのかた、これほど兄に感謝したことはありません。
ぼくはただ一つだけ、条件を出しました。
「菜々恵姉さんのことだけど――これからは”菜々恵”って呼び捨てにしての構わないかな」
二人は一瞬顔を見合わせ、まず菜々恵さんがちょっとだけ頷いて、それを追認するように、兄も頷き返しました。
こうして、菜々恵さん――いや菜々恵は、僕の奴隷となることが決まったのです。
「宴」の場では、相手があらかじめ決まっています。
自分が連れてきた相手をそのまま「宴」の相手にするというのは、異例でしたが。
今回はぜひそうさせてほしい――と、自分の意見を通したのです。
僕は菜々恵を、自分のものにしたかったのです。
めくるめく乱交の渦のなか。
兄からプレゼントされたスーツに身を固めた菜々恵は、僕の腕の中にいました。
ひざ丈のフレアスカートはむざんに跳ね上がり、太ももを露出させていて。
きちんと脚に通していた白のパンティストッキングは、片脚だけがかろうじて、ひざ下に弛んだまま残っていました。
白のパンストは、僕が兄のまえで、菜々恵に望んだいで立ちでした。
きょうから菜々恵は、僕の花嫁だ。
兄さんがなんと言おうと、彼女はきょう、二度目の結婚式を挙げる。
菜々恵にも、僕の気持ちは伝わっているようでした。
「家に帰ったら、兄さんのまえできみを犯すからね」
そんないけないささやきに、菜々恵は目を瞑ったまま、小さく、しかししっかりと、肯き返してくれたのでした。
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