淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
女子学生は、太っちょが良い。
2023年02月04日(Sat) 21:23:32
女子学生を襲うとしたら。
俺は躊躇なく、太っちょのコを選ぶ。
飢えた吸血鬼の、悲しい本能で。
獲られる血の量は、体重に正比例すると識っているから。。
いつも好んで咬みつくことにしている、紺のハイソックスのふくらはぎだって、肉づきのあるほうが咬みごたえがあるというものだ。
きょうはどのコのハイソックスを咬み破って、べそを掻かせてやろうか――?
そんなワケで。
近所に越してきた、なにも知らなさそうなご一家の長女に、オレは狙いを定めたのだ。
お人好しなご主人に接近して、言葉巧みに信用されて。
娘さんの勉強見てあげますよと持ちかけた。
場所はもちろん、オレの家。
色々な本を持っていて、教えるのに都合が良いから、、というのが、娘を招き入れるためのもっともらしい口実。
邸のなかで襲ってしまえば、キャーとかワーとこ騒ぎたてても、もはやまんまとこちらのもの。
あとは制服のブラウス濡らしながら、クイクイ血を啜り抜いて、夢中にしてしまうのは造作もないのだ。
お目当てのハイソックス?
なぁに、向こうから咬んで破って・・・って、頼み込んでくるものさ。
智恵美というこの娘は、いかにも地味でモッサリさんな太っちょで。
貫禄たっぷりのウエストに、紺とグリーンのチェック柄のプリーツスカートを膝まで垂らし、
黒いだけが取り柄の引っ詰めた三つ編みを肩先に揺らして、
色気のかけらも感じさせない黒縁メガネのなか、潔癖そうな二重まぶたの丸い瞳でこちらを注意深く窺ってくる。
父親よりもよほど、手強そうにみえた。
けれども、その豊かな身体には、健康な血液がたっぷりと、脈打っている。
頼もしい体格の輪郭を通して、血潮の気配がありありと伝わってきて――オレは痺れてしまいそうになっていた。
ピンポンを鳴らして佇む足許は、案に相違して黒のタイツをしなやかに履きこなし、ふっくらと豊かなふくらはぎをしていた。
この黑タイツを破かれながら、べそを掻き掻き吸血されてしまうともつゆ知らず、娘は出されたスリッパを履いたつま先を、冷え込んだフローリングの上にすべらせてくる。
牙をむき出して立ちはだかると、さすがに恐怖に眉をあげ、引きつった顔をして後じさりしてゆく。
さあ追い詰めた!
あとは無理無体に抱きすくめて、首すじを咬んでしまえばこっちのもの・・・と思ったら。
智恵美はしんけんな顔つきで、血相変えてまくし立てた。
吸血鬼だなんて、聞いていません!
私、勉強を教えてもらいに来たんです。
人の血がお要りようなのはわかりました。
でも、父か母と話してください。
私がいきなり咬まれたら、父も母も悲しみます!
お願いです、どうかそんなことしないでください!
自分の娘の生き血が欲しいとねだられて、どこの親が応じるものか。
オレは娘を横抱きにして、首すじを狙って強引に唇を吸いつけた。
やめて!お願い!よしてッ!
智恵美は懸命に身もだえをして、オレを拒もうとする。
本気で嘆き、悲しんでいた。
悲痛なすすり泣きをくり返す少女を、オレはお人好しにも抱きしめて、もう怖いことはしないからと、なだめすかしてしまっていた。
相手が吸血鬼だと分かっても、このコは感心にも、それ以上うろたえもしなかったし、逃げようともしなかった。
約束どおり、お勉強は教えていただきます。
でも、血を差し上げるのは、母に訊いてからにしてください。
オレは約束どおり娘に数学と古文を教えたあとで、
まだ涙目をしていり智恵美の手を引いて、彼女の家のインタホンを鳴らしていた。
お勉強はどうでした?と問う母親に、
お母さま。
この方、私の血が欲しいと仰るの。
でも、両親の許可をもらってからにしてくださいとお願いしたら、血を吸わないで来てくれたの。
ちゃんとお勉強も教えてくれたのよ。
私、この小父さまなら信用できるから、血をあげても良いと思ってるの。
お母さまも賛成してくれますか?
智恵美の母親は、表情を消して立ち尽くした。
賛成のわけはない。
お引取りください で、さよならだ。
オレはげんなりとして、この母娘のやり取りを眺めていた。
ところが母親は意外にも。
オレのことを穴があくほど見つめると。
娘のことを弄んだり、侮辱したりさないで扱ってくださいますか?と訊いてきた。
すかさずもちろんですとこたえると、この子が恥ずかしい想いをしないようになさってくださいねと言って、
娘の勉強部屋から背を向けた。
「よろしくお願いします」
お勉強を教わるとき同じように、娘は正座して、神妙に手をついた。
オレはわれ知らずその手を取って、手の甲に接吻していた。
貴婦人・・・みたいですね。
娘は羞じらった。
「タイツを破りたいって仰ったわね。良いですよ」
差し伸べられた脚は、健康そうにピチピチとした生気が、黒タイツを通して伝わってきた。
オレは娘の好意に甘え切って――少女の履いている黒タイツをビリビリと破りながら、吸血に耽っていった。
ドアの向こうから。
息をひそめて覗き込んでくる者がいた。
いうまでもない、彼女の母親だった。
娘の危難を気遣って中の様子を窺っていたのに、
まな娘に対するオレのあしらいに、興奮を感じてしまったらしい。
抱きすくめた首すじに食いついて、制服のブラウスを濡らしながら吸血したり。
三つ編みのおさげを片手で弄びながら、初めてのキスをディープに奪っていったり、
特にタイツを咬み破る情景は、彼女の胸に染みたらしい。
自分の穿いているストッキングを咬み破られたくて、うずうずしてしまいました――と、だいぶあとで言われた。
日を改めて訪問してきた娘は、オレの希望を容れて、今度は紺のハイソックスを履いていた。
「ハイソックスも破りたいんですか?」
娘は生真面目な問いを投げてくる。
「旨そうだからな。あんたの脚に履かれていると特に」
とこたえると、「いやらしいですね」と言いながら。
ふくらはぎ刺し込まれてくるオレの牙を、息を詰めて見おろしてきて。
あちこち食いつきたがるオレのために、脚の角度を変えながら何度も咬み破らせてくれた。
パンティを舐め抜いた挙句、処女を汚したいと囁いたとき。
娘は半泣きになって、「まだ早い」と抗議した。
そして、「お嫁さんにしてくれますか」と訊いてきた。
あいにく――彼女とオレとでは、時間軸の移ろいがまるで違っている。
それは無理だとこたえると、ちょっとだけ考えさせてくださいといって――
それでも、パンティは濡れ濡れに濡れそぼるまで、舐め尽くさせてくれていた。
母親のパンストを咬み破るときには、
ご主人よりも先に、娘のほうに相談した。
きみを裏切るわけじゃない、オレはきみたち家族が好きなのだ――と見え透いたことを囁くと。
「それ、ずるいですよね」と、けしからぬ意図をしっかりと見抜かれて、
「でも、相談してくれて嬉しかったです」
「パパを泣かせることはしないでくださいね」
といって、オレの邪まな想いを遂げるのを同意してくれていた。
ご主人はむしろ、オレと奥さんとのメイク・ラブに理解を示してくれた。
「この街に来た時から、家族の血を吸われるのはわかっていました。
それが貴男であることは、わたしにとってそう不幸ではありません」
と、言い切ってくれたのだ。
「娘の血が気に入ったのだから、きっと家内もやられちゃうんだと観念してました。まさか事前に相談してくれるなんて」
といって、
「じゃあわたしは、気がつかないふりをしていますね」
と、妻を寝取られることに同意してくれた。
奥さんはたったのひと突きで、オレに完全に征服された。
母親までモノにされたと伝え聞いて。
娘はフクザツそうな顔をした。
「お父さんもお母さんも不潔だなんて、思わないでくれよな」
とオレがいうと、「それは大丈夫」と請け合ってくれた。
そして思いつめた顔をして、打ち明けてくれた。
こちらに来てから、クラスの男子と付き合うようになった。
もちろん、身体の関係なんてない。
でも、できれば彼と結婚したいと思っている。
セックス経験のある女の血を吸うときには、犯しちゃうって母から聞いたわ。
だとするといつか、わたしは彼を裏切ることになってしまうの――と。
すんなり伸びたふくらはぎは、しなやかな筋肉の輪郭を、ハイソックスで縁どっていた。
「これ、智恵美さんのハイソックスなんですよ」
少年は爽やかに笑いながら、半ズボンの下にまとったハイソックスを、オレのよだれに塗りたくられていた。
彼女、いつもこんなふうにされちゃってるんですね?
パンティも舐め抜くところまではお許しもらってるんだ。
オレが子供じみた自慢をすると。彼も「へえすごいな」と素直に感心する。
「小父さんは、智恵美さんの純潔を欲しいのですか」
失血に顔をかすかに蒼ざめさせながら、彼は訊いた。
「欲しいね」
「彼女もきっと、その気です」
少年は、嬉しいことを請け合ってくれた。
「お願いがあるんです。
彼女の純潔をプレゼントしたいのです。
あくまでボクからのプレゼントとして、小父さんに愉しませてあげたいんです。
その代わり、そのようすを、ボクにも見せてくれませんか。
ボク自身が得ることができなくても。
彼女がだれかに純潔を捧げるところを目にすることができたなら――それは一生の記憶になると思うんです」
ふと見ると、彼の後ろに智恵美が控えていた。
顔を心持ち俯けて、唇を固く噛みしめているようすからは、彼女の意思は窺えない。
けれども、恋人の考えを指示しているのだということは、オレにもよくわかった。
「きょう――初めて小父さまに咬まれてからちょうど一年になるんです。
獲物にした女を一年もモノにできないのは、小父さまの世界では残念なことだそうですね。
なのでわたくしも、観念することにしました」
目を瞑った少女の胸もとから、赤いリボンを取り去って。
しずかにブラウスの胸をはだけ、ハイソックスに区切られたひざ小僧を崩していって。
このごろ好んで穿くようになったスケスケのパンティから透ける陰毛をなぞるようにして、舌で舐め抜き疼きをしみ込ませていって。
「できれば制服のまま」という少女の希望を容れて、それ以上は脱がさずに。
少年は自分の花嫁の純潔をムザムザと汚されてしまう歓びに打ち震えながら、いちぶしじゅうを見届けてゆく。
ギシギシときしむベッドのうえで、生真面目な少女の純潔は、シーツに散った赤いしずくとともに喪われていった。
「泣いちゃった」
べそを掻いた彼女の目許を拭うのは、もはやオレの役目ではない。
手を振って別れを告げる少年にお辞儀を返してゆくと、
「学校卒業しても、時々お勉強教えてくださいね」
彼女はそういって、イタズラっぽく笑みかけていった。
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